中学受験を意識して模試を受け始めたのは5年生の時からで、塾に通っていない娘は当初、習っていない単元から出題されて答えられない大問があるのが通常という状態でした。 学校のカラーテストのように満点なんて取れず、模試では70点、80点とれれば上出来。特に難しいと評判の塾の模試では50点や60点ということもありました。点数だけみるとショッキングですが、模試によっては採点された用紙と一緒に成績表が届くので、それなりに満足いく偏差値が併記されており、実際にはあまりショックを受けずにこれていました。本人も、点数は低いけれど、自分の立ち位置を考えると凹むことはないと、自分に言い聞かせられたのだと思います。だから、毎度、模試を楽しみに出かけていました。
そして、6年生になり、理科と社会の予習を自分で進めるうちに、ようやく模試の出題範囲に追いつき、勉強した範囲から問題がでるという状態になりました。その状態で受けた模試が3回。(算数だけは5年生までに、小6までの範囲の学習をひとりで済ませていました。) こうなると、実力を発揮できるとばかりに、意気揚々と模試会場へ向かっていました。
しかし、先日、理科と社会でまだ勉強していない範囲から出題されるかもしれないという模試があり、とうとう、模試を嫌がる日がきました。
前日になって、「明日行きたくないなぁ」と言い出したのです。「たぶん社会でまだ勉強できてない部分から出題される。」
娘の話を聞いて、私は、「6月から試験続きだったこともあるし、仕方ないな」と思い、のんびりと話してみました。
「まだ勉強してないところはできなくて当然だもの、良い点を取ろうと思わなくていいよ。でも理科はもうほぼ予習してるから大丈夫でしょ。社会は、向かう途中に歴史漫画を少し先まで読んでおけば充分じゃない?社会に関しては難問は出ないはずだからね。考え方としては、いい問題がでるだろうから今後のためにその問題をもらうんだと思えばいいと思うよ。
それに、行きたくなければ行かなくてもいいよ。代金を払っているから、主催塾にお願いすれば、問題と解答用紙を送ってくれるはず。家でやればいいのよ。ただし、記述の採点はお母さんがやると正しくマル付けができるかわからないけどね~。あと、成績表はもらえないか。でも、だいたいどれくらいできたかっていうのはわかるから大丈夫じゃない?」
「模試ってお金払ってるの?いくら?」
「1回につき、5,000円を超えるくらいかな。」
「高っ!無料と思ってたわ。」
「そんなわけないでしょ(笑)
明日になってみて、行く気があれば連れて行くし、いやだったら、行きませんって電話する。今日はもう寝たら?」
「やっぱり行くことにする。模試のあと、どこかで休憩してもいい? 疲れるから。」
「うん、ちょっと寄り道して帰ることにしよう。でもまた明日気がかわったら、無理しなくていいから、言って。おやすみ。」
当日になって、気が変わるかもしれないとは思いましたが、普段の模試の日とかわりなく、淡々と準備して出かけました。
そして、模試の後。
「理科も社会も、全部やって時間があまった!こんなこと今までになかった!」
「社会はやっぱり習ってないところが出た。でも漫画読んでたからわかった。」
「算数はできた。国語の漢字はできた。大問1つは十分できたけど、もう1つは時間が足りずに急いでやった。」
予想とは違う感想が聞けました。
さらに続けて言うには、
「模試を解き始めたら、本気で集中してやった。私は問題をただもらって帰ればいいなんて思わないから!」
負けず嫌いの、あまのじゃくなんだね・・・(笑)
でも、最後に、
「理科と社会は全部やった、時間があまった」の本当の意味は、「全部取り組んでみたけど、わからないものはわからなくて、時間があまった」という、子どもはやはり子どもというオチがありました。
今回の件で、塾の保護者説明会でよく講師の方が言われる「テストを受けにきたということだけでも十分よく頑張ったとねぎらってあげてください」という意味がわかった気がしました。