アフリカネーションズカップ準々決勝 象牙海岸VS黄金獅子 (コートジボワール対カメルーン)
さぁ いよいよ因縁の対決となった準々決勝
Bグループを3試合全勝で突破したアフリカ最強を誇る黄金獅子と、
ワールドカップ初出場を決め、ドログバ擁する大会最注目のタレント集団
象牙海岸が準々決勝で因縁の対決。
象牙海岸は守備的な戦術からカウンターを狙う作戦を採り、
黄金獅子の圧倒的な攻撃力に対して対抗する作戦に出る。
互いの長所を消し合うような展開となった前半は、両者1回ずつ
チャンスを迎えるが得点にはつながらず、ほかに大きな見せ場もなく
0-0で終了した。後半に入っても、守りを固める象牙海岸は、
DFからのロングボールを時折ドログバが強引な個人技で
シュートまで持っていくが、ゴールは遠い。一方の黄金獅子は
圧倒的にボールを支配していたものの、象牙海岸DF陣の前に沈黙。
試合は延長戦に突入した。延長に入ると、突然ゲームは動き出す。
延長前半1分、左サイドを突破した象牙海岸は、
中央にセンタリングを入れると、黄金獅子GKがこれをキャッチし切れず。
こぼれたボールを拾った象牙海岸が2回、3回とシュートを放ち、
最後に途中出場のコネ・バカリが蹴り込んで、ついに象牙海岸が先制する。
しかし、そう簡単にはいかない延長前半5分黄金獅子が反撃。
中盤から出た浮き球のパスを受けたコメが象牙海岸ゴール前に突進。
相手GKと交錯してこぼれたところを、メヨング・アルベルトが落ち着いて
ゴールに流し込み、1-1の同点に。その後も両チーム一進一退の
攻防が続き延長戦も1-1のまま終了。PK戦へともつれ込む。
PK戦でもお互い譲らない両チームは、5人が終了した時点でもが
決着がつかない黄金獅子8人目のシュートを象牙海岸GKディジエが
一度はとめるも動くの早いとみなされ蹴りなおしに最終的に12人ずつが
蹴るという長丁場となった。
最後は黄金獅子のエースであるエトーがシュートを外し
象牙海岸のドログバが決めて、実力の拮抗した両チームの戦いは
象牙海岸に軍配が上がりW杯予選2戦2敗の黄金獅子に雪辱を果たした。
準決勝では同じくPKで前回王者チュニジアを破った
緑鷲軍団(ナイジェリア)と対戦です。