アンテナキッチンコトコトプラス


詳細は後日お知らせいたします。もう少々お待ちください。

雑感です。
ここ数日のニュースを見ていると文明国の脆さを感ぜずにはいられません。そのようなさなか、ふとモンゴルで目にした光景を懐かしく思い出していました。
高く澄み切った真っ青な空に、白く光る飛行機雲が伸びて行き、その下の丘には廃虚同然となった炭坑跡の集落がある。誰もいないガソリンスタンドの脇でその光景に見入っていると、遠くから馬に乗ってやってきた遊牧民が、その丘の斜面を悠然と通り過ぎて行った。そのとき、わたしはごく当たり前のことに気がついたのです。
「なるほど、馬なら草と水さえあれば何処までも行けるわけだ」と。
文明とは何なのか、などと思いながら再び空を見上げていると、きらりと光る飛行機雲の先端がますます小さくなって遠ざかり、やがて真っ青な空に吸い込まれるように消え去ってしまった。
「遠いなあ・・・」
耳をすり抜ける風の音を聴きながら、文明とはそんなものかも知れない、と思った。

写真はモンゴルで購入した中国古代の銀製携帯硯入れ。