俺たちは坂本英三に感謝しなければならない 水木一郎(1948~2022)

1997年の夏。アニキ”水木一郎”さんが坂本英三さんに「アニメタルのおかげで万人向けの、みんなが立ち上がって歌えるようなコンサートができるようになった。感謝を告げたい」と言われたそうだ。
そして直接会われたときに英三さんの手を握って「坂本君だね。ありがとう」と。
そして水木さんは「俺たちは坂本英三に感謝しなければならない」とも語っていたそうだ。

アニメタルはごく一部のアニメ好きの人しか聴かなかったであろうアニメソングを一気にメジャーなものにした。
アニメ主題歌にメタルのフレーズをふんだんにちりばめてアニメとメタルを融合、アニメソングの愛と勇気と友情、メタルの熱さを見事に融合させたアニメタルファーストアルバム”アニメタル・マラソン”はアニメファンのみならずメタルファンをも虜にし、オリコン初登場9位を記録する大ヒットとなった。

何もないところからアニメタルという新しいジャンルを作り上げた久武氏。どれだけ苦労されただろうか。
そして今。「アニメタル」はSONYが権利を持ち、英三さんがアニメタルを名乗って活動することは権利上できない。
そこで生まれたのがEIZO JAPAN。アニメタルという名前は使えなくても、アニメとメタルが融合した文化は脈々として一つの鋼のようにつながって行っている。

確かに、日本の中ではアニメタルは20年前の、過去に流行ったジャンル、と思われているかもしれない。
しかし今、世界各地でアニメタルの炎が燃え続けている。

韓国、チリ、ブラジル・・・英三さんの活動は日本に留まっていない。
「アニメタル」は形は変われど、英三さんがやる限り続いていくのだ。

 

・・・ライブ会場はRock酒場Dio。23名?のお客さんでチケット完売満席御礼。

また、来場されたお客さんも濃いィね(嬉)。アニメタルは終わっていないことを再認識させてくれた会場のお客さんに感謝。英三さんはもちろん、このような素敵なライブを開催してくださったスタッフの方、会場を提供してくださったRock酒場Dioさんにあらためて感謝申し上げます。

1996年。アニメもメタルも英三さんも好きだったこたぞうがアニメタルにショックを受け、こたぞうの有象無象というサイトを立ち上げ、ずっと英三さんを応援してきた・・・


あれからすっかりこたぞうも歳を取って歌詞やメロディがすぐ思い出せないようになってしまったけれども(笑)、今回、英三さんの歌うアニメタルを聞いて、当時のあの感動を思い出し、タイムスリップしたような気がしたんだ・・・


EIZOxHIROYA、練馬マッチョマン、ソロ活動の英三さんとまた違った魅力を思い出させてくれた素敵なアニメタルナイトでした。わが青春のアニメタル。

2024年4月27日 ロック酒場Dio 坂本英三ライブ アニメタルナイト セットリスト
1.海のトリトン
2.バビル2世
3.キャプテンハーロック
4.銀河鉄道999
5.故郷は地球
6.風よ光よ
7.ジャッカー電撃隊
8.緊急指令10-4・10-10
9.星空のバラード
10.失われた伝説(ゆめ)を求めて
11.ミッドナイト・サブマリン
12.愛の金字塔
13.正義の超能力少年
14.力石 徹のテーマ
15.みなし児のバラード
16.炎のたからもの
17.ルパン三世
18.男はひとり道をゆく
19.草原のマルコ
20.薔薇は美しく散る
21.華-四乃森蒼紫のテーマ-(宿敵見参!)
22.修羅-志々雄真実のテーマ-(The 十本刀)
23.センチメタル
24.永遠の未来

 

長くなったので曲の解説・感想はまた別途(笑)

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