cotasoさんのブログ -45ページ目

ドレス

素敵なディナーを終えて

レストランを出ると

松本さんは

ちょっと

付き合って欲しい

所があると

ブランドショップに

立ち寄った



『値段見なくて良いから

自分が気に入ったやつを

試着してみて』



目の前には

きらびやかな

ドレスが並んでいる



佐藤さんが

教えてくれた

繁華街の中にある

ドレスショップのものとは

比べものに

ならないくらいの値段



『初めたばかりで

ドレス持ってないでしょ?

働く上で

大事なものだから

プレゼントさせて』

優越感

都内きっての

高級都市で

テレビでも

何度も観たことのある

【超】の付く

高級レストランだった



高校を卒業したばかりの

18歳の私には

敷居が高過ぎる



メニューを

見つめる眼が泳ぐ



彼がオーダーしてくれた

コース料理は

どれを食べても

本当に美味しかった



こんな

優越感と緊張の

入り混じった感覚は

初めて味わった

レストラン

待ち合わせ場所に着くと

松本さんが

すぐにやってきた



『バイト上がりで

疲れてるのに

わざわざ

ありがとう』



お礼を言わなきゃ

いけないのは

私の方



イタリアンが好きだと

話したのを

覚えていてくれた様で

初同伴は

イタリアンレストランから

始まった