先輩と後輩 | cotasoさんのブログ

先輩と後輩

淳司との出会いは

バイト先のCAFE


3つ年上の彼は

私よりも

3年早く勤めていて


知り合った時は

家業の建築会社を

継ぐ為に

専門学校に通いながら

アルバイトに来てた


当時19歳だった淳司の

最初の印象は

仕事には厳しいけど

後輩の面倒見は

凄く良い

頼れるお兄さん


系列店に

彼女がいて

その娘は

よくうちの店で

彼の上がりを待っては

二人してバイクで

遊びに行っていた


お世辞にも

美男美女とは

言えないけれど

淳司が彼女のことを

大事にしているのは

周囲にも伝わる程だった


だから

この時は

彼にとって私は

ただのバイトの後輩で

私にとっても

バイトの先の

連絡先も知らない

いち先輩だった



そんな二人のバイクを

カウンター越しに

見送りながら

あぁ後5分だ

早くバイト上がる

時間にならないかなぁ

とソワソワしていた


きっと

事務所に置いてある

携帯には

もう届いてるはず

いつだって

バイト上がりに

メールを確認すると

受信BOXの一番上に

貴方の名前が

表示されてるの

だから自然と頬が緩んで

タイムカードを押すと

制服を脱ぐより先に

非常階段に

駆け込んで

リダイアルから発信する

2コールと待たずに

彼は出るんだ


『健!今終わったよ。』