エリザベス女王杯は「いったいった」の競馬.クィーンスプマンテとテイエムプリキュアの大逃げが見事ハマって,絵に描いたような大波乱となりました.
まさかとは思いつつ,ひょっとしたらひょっとしてそんなことも無きにしも非ずか,と思っていましたが,ホントに逃げ切るとは・・・.
「良」まで回復したとはいえ生乾きだった馬場状態,ブエナビスタはじめ有力所の多くが差し馬だったこと,2頭で引き離していたこと,プリキュアが熊沢騎手へ乗り換わっていたこと,さまざまな要因が微妙に絡み合っての大穴.恐れ入りました.
1,2着を抜かせばきわめて順当な結果でしたね.前2頭と後続集団で別のレースをしているみたい.
さらに言うと,ブエナビスタも直線は「別次元」の脚.あれは驚異的でした.
カワカミプリンセスの横山ノリさんが「異変」に気づいて上がっていって,ブエナもそれに合わせて上がって行きましたが,そこから1000m以上の超ロングスパート.結局届きませんでしたが,あんなレースも出来るのかと驚きました.負けて強し.幅広がったなぁ.とんでもない馬だと思います.
俗に「鈴を付けに行く」なんて言いますけど,今回は付けにすら行けてないですね.追い出してんのに「時すでに遅し」で,差が全く縮まらない.直線入ったとこでは絶望的な差.障害レースみたいでしたね,あの差は.影をも踏ませぬとはまさにこのこと.
牝馬はどちらかというと「切れ味が身上」というタイプが多いと思います.そもそもマクリは不得手な馬が多い.ましてや今回は,後ろに切れ味がハンパないブエナがいたのでなかなか上がって行きづらい.後ろから差されるのがどうしたって怖いですからね.
そもそも前2頭が粘るなんて誰も思ってなかったんでしょうね.「どうせバテるだろう」と.教習所で教わる教訓を思い出しました.「だろう」運転,ホント危険ですね.
「見えなかったんちゃいますか?」という武邦彦さんのコメントは秀逸.核心突いてますし,名騎手にして名調教師ならではのコメントだと思います.解説者としてもっともっと,関東圏にも出て戴きたいです.
こんな大逃走劇は何十年に一度なんじゃないですかね.世紀の大逃走.いいもの見せてもらいました.面白かった.
オマケ.
土曜の京王杯2歳Sはエイシンアポロン.強い勝ち方でした.前走2着はフロックではなかったか.
ダッシャーゴーゴーはよく伸びたものの,最後は脚が止まりました.サクラバクシンオー産駒,距離がきついんでしょうか.
キョウエイアシュラは届かなかったもののよく伸びていました.今後ハマれば面白い存在,かも.