4巻目にして,わざわざ「○○篇」などとサブタイトルがついてることにようやく得心がいきました.
舞台やテーマが変わることもさることながら,篇ごとに小説の「雰囲気」が全く違います.ジャンルが異なるといってもいいかもしれません.これは意図的に書き分けてるんだろうか.
会社再建に向けて,国見会長登場.(石坂浩二さんですね.映画では.ぴったし.)
主人公変わったのか,と思うほど,会長の話,メインです.恩地さん,またしてもちょっと脇役気味.散々苦労してやっと帰国したのに,今度は小説から干されてしまうのかと,ちょっと不安になります.
まあそれでも,会社再建のための新設機関「会長室」に大抜擢され,ようやく日の当たる場所へ.なるほど.そういう意味のタイトルですか.
それにしてもまさか「あの人物」が出てくるとは.これはますます「不毛地帯」読みたくなります.
再建の前に立ちふさがる,労使問題.うーん,やっぱ結局そこに戻ってくるんですか.
そしてその裏に潜む,あまりに深い闇.だいぶ,腐ってます.読んでて怒りを覚えました.
悪い奴ら,いっぱい.
前の巻までで嫌な奴だった八馬や堂本前社長なんてのは,この巻で出てくるのに比べたら,かわいいもんです.
次が最終巻ですね.収束するんだろうか.
好転するどころか,問題がますますこじれてる感じだからなぁ.
モデル元の会社が最近盛んに,再建云々と報道されていることを思うと,あまりすっきりした形では終わらないのかなぁという気がします.
それにしても僕としてはここまでよく集中して読めています.普通ならそろそろ飽きてくる頃なんですが.
(実は少しだけ飽きかけてますが.危険な兆候)
それだけ楽しめてるってことなんでしょうが,もうここまできたら最後まで一気に,です.
先,というか,どう終わるのかが,気になります.
