ベッカムさん | cotameba
先日,サッカーのW杯予選,イングランド×クロアチアを見ました.
ヨーロッパの代表戦,特にイングランドを見るのは本当に久しぶりで,実にドイツW杯以来だと思います.ああ遠い昔.
そんなわけで監督がカペッロさんになってから,見るの初めてです.

メンバーどうなってるんじゃいという感じで,イングランド目線で見始めたんですが,ちょいちょい知らない若手が混じってる程度で,主力はあんまり変わってないみたいです.布陣も伝統の横並び4-4-2.
ヘスキーなんて懐かしい名前が先発してるあたりはミスター(カペッロさんのこと)らしいなぁと感じました.

結果を先に書いてしまうと,イングランドが5-1で勝って,本大会出場を決めました.快勝.
スコアだけ見ると,超攻撃的なのかと思ってしまいますが,僕が注目したのは守備意識の高さ.
ボールを奪われた瞬間,最前線からDFのように激しくプレッシング,相手が苦し紛れにパスしたところをカットして,あっさりボールを奪ってしまう,なんて場面が何度も見られました.
やっぱりミスターは守備から入っていく人,チームコンセプトとしてしっかり叩き込んでるんじゃないでしょうか.
高い位置でボールを奪えるので,攻めへの切り替えも実にスムーズ.

その攻撃はほとんど右サイドから.レノンがキレてました.中に突っかけてPK貰ったり,サイドえぐってクロス上げたり.
解説者も指摘してましたが,クロス上げる時も,ドリブルで抜くなりして,ペナルティエリアに近いところから上げていました.
クロスが上がると,というかその前のサイドへ展開した時点で,ゴール前に何人もの選手が突っ込んでくる.
パスしたら走る.基本です.
5点目はGKがクリアミスしたところを,詰めていたルーニーが流し込むというラッキーな得点でしたが,これも上述のプレスがミスを誘ったように見えました.

クロアチアは弱いチームじゃないと思うんですけど,この試合はほとんどいいとこなしでした.
テクニックある選手で中盤を固めて,ショートパスを繋いで攻撃を作っていくあたり,日本と似ている(というよりワンランク上げたような感じ)ようにも思いましたが,そのパスを繋ぐ持ち味を逆手に取られてるようにも見えました.
成す術なし.

ベッカムさんはベンチスタート.
あれだけのスーパースターなのに,ベンチでも文句言わないあたり,素晴らしい性格.
レアルで色々あった上で築かれたミスターとの信頼関係は,やっぱり固いんでしょうか.
戦力云々より,チームの精神的支柱というか,まとめ役みたいな意味合いで呼んでるのかな.
ただ途中交代で出場した10分くらいを見る限り,戦力としてもまだまだいけるんじゃないかという気がしました.
というのも,あのロングボール.未だ衰えず.
精度はもちろんピッタリなんですけど,それよりも軌道が素晴らしい.
ふわ~っと.
受け手が取りやすそうな,優しいタッチ.芸術.
しかもボールを受ける時,ベッカムさん周辺が空白地帯になったかのように,ほとんどがなぜかどフリー.
クロアチアが戦意喪失気味でほとんど追ってなかったからか,ポジショニングがいいからなのか.
そしてボールをもらってからパス出すまでの間,一瞬時間が止まったかのように感じます.不思議.
まるでアメリカンフットボールのQBみたい.

それにしても絵になるオトコです.
ただ単に見なれてるからなのか,動きに特徴があるからなのか,ユニフォームの着こなしがイケてるからなのか,
ピッチ上のどこにいるかすぐにわかります.
オーラだなぁ.