11月29日のNY株式市場はまちまちの動きとなりました。ダウ工業株30種平均とS&P500指数は上昇しましたが、ナスダック総合株指数は下落しています。

朝方発表された11月の消費者信頼感指数がコンセンサス予想を大きく上回ったことから安心感が広がり、買い先行でスタートしました。その後、利益確定売りも入り、方向感のない動きが続きました。業種別ではハイテク関連が売られたため、ナスダック指数は下落しています。

また、債券相場は売られ（長期金利は上昇）、外国為替市場では米ドルが主要通貨に対して売られています。

S&P500指数のVIX（ボラティリティ・インデックス）をみると、11月29日の終値は30.64％となりました。前日比1.49ポイントの低下で、2営業日連続で下落しました。投資家心理が改善したことを示しています。

再び30％に近付いています。30％を割り込むかどうかが明日以降のポイントです。

また、11月29日時点のVXV（S&P500指数の3カ月ボラティリティ）は33.21％で、前日比0.73ポイントの低下となりました。2営業日連続の下落です。

　下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです（2009年以降のチャート）。

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VIX指数の動き（2011年11月29日時点）：30.64％、前日比－1.49ポイント