函館記 其の弐 | 為君執鞭了生涯

函館記 其の弐

登りきると開けた所に…



























ここはいつも時が止まったような静けさがある。一つの大きな墓所。
花と線香を手向け、当時を偲び、忘れじと手を合わせました。

去年も探したのですが、近くにあったはずの柳川熊吉親分の碑がありません。何処へいったのでしょう?もしかして去年の地震で倒れてしまったのかな…(わりと細い碑だったので)。
もしそうなら建て直してほしいな。なんて、私が言うのもなんですが、柳川親分さんの功績を思うと、あの戦争で亡くなられた方々と共に忘れられてほしくないなと思うのです😢


























帰りも沢山の紫陽花が傍らに咲く道を通って。
紫陽花の青が碧血碑の碧を思わせ、切なくなります。

それから次の目的地へ行く前に、運転手さんが寄道してくれました。
























函館元町ホテル🏨
すごく小さな所で、隣に建っている古い木造の「屯所の庵」という所が当時の箱館で新撰組が屯所として使っていた建物です。
今は中を改築して宿としているそうです。
凄くしっかりした創りだから現在も味わい深く立派ですね😊

































当時この屯所のすぐ隣には称名寺があり、戊辰戦争で傷付いた旧幕府軍を匿い、看病したり亡くなった方達を境内に埋葬したりしていたそうです。
寺は大火で消滅し、現在は違う場所に建て直してそこに隊士達の供養塔があるそうです。

相馬主計は新撰組最後の隊長。
全てを見届けたあと、切腹しています。
(詳しくは、菅野文著作「北走新撰組」の中の「散る緋」にあります)。

運転手さんがその後、現在の称名寺にも連れて行ってくれました。



















凄く立派なお寺でしたが、たまたまおば様方が何人か来ていて…写真は撮れませんでした💧

供養塔と、新撰組(土方さん)台帳が入った戸棚がありましたが、そこも暫しおば様方が騒いでたむろっていたのでちょっと離れて見て写真だけ撮りました😌
























お寺の駐車場周りにも紫陽花が沢山。
函館の紫陽花は私の街より綺麗なんだよなぁ✨

その後は弁天大場跡へ。
   続きます。