私の記憶にはないけれど、よく父親が思い出して話すことがある
私はまだ全然物心着いていなくて、兄は5歳くらいになっていたころ
家族で買い物に来ていた
母と私は食材の買い物をしていて、父と兄は売り場をフラフラ
父は兄に100円渡して、「100円のお菓子を買っておいで」と言ったそうです
兄は純粋に100円と書いたお菓子を手に取りレジに行く
そこはレジがたくさんあるスーパーだった
もちろん定員は戸惑う
定員「ぼく?100円とかいてあるけど、消費税があるから、100円ではたりないのよね(><)」
兄はどうしていいかわからず、立ち竦んでいます
その頃父はのんきにほかの売り場を散策
兄はしばらく困って、とりあえず父を探しに売り場に戻ろうとしていたところ、父が困っている兄を発見して無事にレジでお金を払えたそうです
その時、隣のレジに、同じ保育園に通っている子のお母さんが居たそうです、その人の旦那さんはうちの父とは部署が違えど同じ職場だそうです
こちらを見て会釈したそうです
それを見て父は
「なぜこの子が困っていた時黙って見ていたんだ、消費税くらい払ってやってもいいだろぅ」
そう言ってその頃からその人をあまり良く思っていないそうです。
昔からその話を何度もします
私はそのお母さんが意地悪な人なんだと思って育ちました
でも大人になって考えてみたところ
「他人は他人、職場が一緒なだけで向こうはそこまで親しいと思っていないかもしれないし、そもそも消費税の分を渡さない親が悪い」と思うのです
そのあとしばらく兄はスーパーに行くのを嫌がったそうです
そして私がそのお母さんを「悪い人」と認識してしまったのも、父が何度もその話をしてきたからです
大人になってから誤解は解けましたが、元々そのお母さんとはその後なんの接点も無かったので特に支障は無かったのですが
だからといって、親の勝手な感情で子供のイメージを変えてしまうのは本当に良くないことだと思う
自分のミスを他人のせいにして自分をよく見せている感じもあるし
父は子供思いで父の事はほんとに大好きですし尊敬もしていますが、大人になってから「え?」って思うことはたくさんあります
でも人間なんてそんなもんなんで
私もたくさんそんなことをやらかすとはおもいますが、自分の非はちゃんと認めて謝れる親になりたいです
文章下手でごめんなさい(´-`)笑笑
ちゃんと伝わってるかな?