『虚言癖』が始まる瞬間 | costbeltnoti1976のブログ

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あの頃のまだ子供だった僕はどこが間違えていたのだろう?あの頃の僕次第で今の僕にはならなかったのだろうか?僕の両親は自分は学生の頃、よく勉強が出来たというのが自慢でした。その自分達の子供が勉強が出来ないはずがないと思い込んでいたのが僕の不幸の始まりだったと思います。物心がついた時にあからさまに、『私たちの息子がこんな(勉強が出来ない子)になるなんて想像も出来なかった』と両親が話していたのを聞いて傷ついたのを今でも覚えています。あの頃の僕は週3~4回、夜ごはんのお弁当をもって夕方から夜まで塾にいました。僕は授業の内容を1%も理解していませんでした。本当に無意味な時間とお金を使っていたと思います。分らない亊すらまったく分らない状態でした。しかしそれが親にバレた時に、どんな目にあうかは想像出来ました。あの頃の僕は親に怒られる亊を異常に恐怖していました。そしてその恐怖から勉強が出来ない亊を隠す為に『嘘』をつき始めました。この塾は一ヶ月に一回、自分が受ける中学の過去問題をテストするシステムでした。僕は意味も分からず親が買ってきた家にある過去問題の答えでカンニングペーパーを作り、テストの時にこっそりと見ながら受けていました。僕の狡猾なところは、60~70点という微妙な点数にしてカンニングがばれない様にしていた亊です。そしてその結果、僕は塾でのクラスがどんどん上にあがっていきました。ある日、塾の先生が嬉しそうに教室を指をさして言いました。『君は今日からこのクラスだからね、よく頑張ってるね』そう、僕は授業の内容が一切分からないにもかかわらず、一番勉強が出来る子供がいる最上級のクラスにまで上がっていました。でも僕はその時初めて自分が、レベルが低いクラスにいた亊を知りました。それぐらい僕は自分で何のために、今は何をやっているのかも分からないままただただ操り人形の様に塾に通っていました。もうこのころには両親はもちろん塾の先生達も過剰な期待を寄せ始め、僕は引き返せなくなっていました。そして、ここで僕の周りに予想外の変化が起こり始めました。一番上のクラスにいる僕の亊を褒めるのが先生や親だけではなく周りの友達までもが尊敬のまなざしで僕を見る様になった亊です。この経験した亊ない快感が僕の中の『虚言癖』という化け物を醜く、そして今考えると最悪の方に変質させていったと思います。そしてそれは僕が本当の自分より、『嘘』で作られた自分を選んだ最悪の瞬間でした。 人間関係 ブログランキングへ にほんブログ村ブログランキングへ (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); rakuten_design="slide";rakuten_affiliateId="103f5cb7.341c5e55.103f5cb8.8cd66669";rakuten_items="ctsmatch";rakuten_genreId=0;rakuten_size="600x200";rakuten_target="_blank";rakuten_theme="gray";rakuten_border="off";rakuten_auto_mode="on";rakuten_genre_title="off";rakuten_recommend="on"; ...