同じような意味の言葉に「思うて詮なきことは思わず」というものもあります。
一見何だか難しい言葉のように見えますが、簡単に言うと、「思い出すのは病気のようなもの。たとえ思い出しても、その思いを発展させないことが薬となる」という意味です。
私たちは、悪いことを思い出さないようにしようとしても、ついつい思い出してしまうものです。これが「念起こる」ということです。
一番いいのは思い出さないことですが、これがなかなか難しいのです。
では、どうすればいいのでしょうか?
念を継がなければよいのです。
これは禅の教えで、何か思い浮かんだときに、その思いを発展させないで、そこで止めておくということです。
念を継いでしまうと、思いはどんどん悪いほうへ、悪いほうへと発展して、最後には疲れきって心が苦しくなってしまいます。
心の病にもなりかねません。
最初に念が起こったときに、その念を継がないことが、心を病から救う薬になるのです。
何か嫌なこと、悪いことを思い出したら、是非この言葉を唱えてみましょう。
「念起こるこれ病なり 継がざるこれ薬なり」と。
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