この二国、ジョークに関してはお互いを罵り合う関係だったんです・・・
英語のジョークにはパターンや傾向があり、それを知っていれば笑える確率が一気に高まります。
今日はこの二国間ジョークの代表的なパターンを両面からご紹介しましょう。
オージー

キウィ【羊ネタ】
まずは「羊の多さ」はキウィを弄る上では王道です。単に数の多さにとどまらず、下品な話ですがオージーのジョークではキウィを「sheep-shagger」とか「ram-rooter」(どちらも「羊とヤッちゃう奴」)とみなすものが多数を占めます(ramってしかも♂じゃねーかよ!
)。上記AKIさんの先制攻撃記事の真ん中辺りにあるキウィ・ジョークはキウィ英語の発音ネタが絡んでいるので一見それとわかり難いですが、
オージー「この羊、shear(毛を刈る)しないとね」
↓
「share(分け与える)」はキウィ発音で「シア」に近いので、キウィはこの単語と勘違い
↓
キウィ「この羊は自分だけのものだから誰にもヤラせないよ!」
というオチです。
【出稼ぎキウィ】
就職に直結することを前提とした専門学校(politechnic)に入ってキウィの若者から国内ジョブマーケットへの考え方を聞く機会が何度かありましたが、総じて皆悲観的です。。。お金を稼ぎたいならオーストラリア!みたいな考え方は根強く、実際にニュージーランドからオーストラリアに流出している労働人口は昔から相当な数に上ります。
これを揶揄したジョークもオージーがよく口にするものです。例えば以下のような感じ。
There was three people in a boat, 1 Chinaman, 1 New Zealander, and 1 Aussie. The boat began to sink, so they threw out cargo they didn't need. The Chinaman threw out some rice, saying "we've got heaps of rice in China". The NZ'er threw out a sheep saying "we've got heaps of sheep in NZ". And the Aussie threw out the New Zealander saying "we've got heaps of these in Australia!"
キウィ

オージー【囚人ネタ】
真偽の程はよく知らないんですが、オーストラリアは元々イギリスの犯罪者を島流しにする場所として使われていた(少なくとも多くの人がそう思っている)、というのは有名な話です。一方ニュージーランドは純粋にイギリスからの(普通の)入植によりスタートした国です。なので、キウィはオージー・ジョークでそこから来るオージーのガサツさ、野蛮さをネタにしようとします。
以下のジョークは更にその出自自体を馬鹿にするものです。
A man has an interview for immigration into Australia. The interviewer says to him: "Do you have a criminal record?" "What?" replies the man. "Do you still need one to get in?"
【カウンター出稼ぎアタック】
上述の出稼ぎジョークに対抗する形で、なんと国家レベルでのカウンタージョークが繰り出されたことがあります。1980年代に当時のニュージーランド首相Robert Muldoonがオーストラリアへの労働力流出問題に対してインタビューでこのようなコメントをして話題になりました。
People who emigrated to Australia "raised the average IQ of both countries".
ちょっと考えないと意味がわからないと思いますが、まず流出によってニュージーランドの平均IQが上がるということは、出国する人達のIQはニュージーランド平均より低いということになります。
一方オーストラリアの平均IQも上がるということは、ニュージーランドでは平均以下のIQの人達もオーストラリアでは平均よりも高いIQである、つまり「オージーの平均IQはキウィのそれよりもはるかに低い」ということを意味しているわけです。
すぐ「失言」って足を引っ張られる国と違い、これジョークだからと受け流せる時点でニュージーランドも、言われたオーストラリアもまた懐広いですよね~。
【カウンター羊アタック】
度ぎついジョークはムキになって怒ってしまうと相手の思うツボです。相手の力や勢いを利用して対抗する技は柔道や合気道だけでなく、次のようなカウンタージョークとしても効果的です。
A Kiwi and an Aussie are riding through the sheep country when they discover a sheep with its head stuck in a fence. The Kiwi gets off his horse, strides over to the sheep, shags it, and then gets back on his horse. He looks at the Aussie who is staring at him and says "Sorry mate, do ya wanna go, too?"
"Alright," says the Aussie and gets off his horse, walks over to the fence, looks back at the Kiwi and asks "Do I have to put my head in the fence?"
これは「肉を切らせて骨を断つ」という更に高度な技術ですが、それにしても羊とやっちゃうところを否定しないなんて、キウィちょっとそれ肉切らせすぎだろ・・・orz
Let's love to hate each other!


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