Coupling-使える表現集(その10) | Black Swan - 国際人養成所

Black Swan - 国際人養成所

日本が嫌になってきているあなた、当養成所に入所して国際人に生まれ変わりましょう!

みんなと同じ生き方に飽きてるなら、Black Swanに突然変異して一緒に世界を飛び回りませんか?

洋楽の英文フレーズ解説、英語上達のヒミツなど、国際人になるための情報満載!

UK SitcomCoupling、使える表現集10回目です。
おー、記念すべき10回目だ。やっぱりドラマの中の英語は生き生きしたフレーズや単語の宝庫ですね!

今回はEpisode-3(Sex, death & nudity)から3回目の記事、このエピソードでは最後になります。オリジナルの動画、及びあらすじなどは以下の記事をご参照ください。

Coupling:S1-E3 "Sex, death & nudity"


旗fancy her myself
(動画3/3、0:04)

Jene: I'm pleased you're with Susan. She's perfect for you. She's lovely. She's very sexy.
Steve: Yeah, she is, isn't she?
Jene: Absolutely. Quite fancy her myself.
Steve: Really?
Jane: Not really my type, but I could've gone for her. You're lucky you saw her first.
Steve: Really?
Steve: I suppose this funeral thing is my fault. I should've known how it was gonna look to Susan. I'm gonna go and square it with her. OK?

最初の青字の文は主語の「I」が省略されているのですが、この「~self」という単語で何度も「by ~self」にしてしまうという間違いを見てきました。『私自身が』という意味の場合、通常by」なし「myself」単独で使われます。
ではどういう時に「by」が付くかというと、『私一人で』という時です。強調の「all」がさらに付いて「all by myself」となる場合も同様です。

このダイアログでは「I」という主語を更に強調しているので、意味的には「~, too.」や「~ as well.」と同じ『』という感じになっています。

も一つ、最後の「square it with her」の部分ですが、このイディオムは「square」が『四角』という意味だけでなく『直角な』という意味もあることを知っているとイメージ付きやすいでしょう。まっすぐ、正面からぶつかる感じなので、上のように人に対して使うと『率直に言う』『正直になる』というニュアンスになります。


旗I hate it in a room
(動画3/3、2:54)

Guest: So do you know any of these people?
Jeff: No, not really. Well, nobody upright.
Guest: I don't know how you cope. I hate it in a room full of people I don't know.
Jeff: Oh, well, you see, i have a secret. I have a special way of looking at people. Nothing can frighten me now.

このシットコムを題材にまじめな文法解説するのも珍しいんですが(笑、運良く見つけた貴重な例文なのでじっくり説明しましょう。
青字のところですが、「it」の使い方が微妙だと思いませんか?多分感覚的に「仮目的語のit」だと思われた方がいればすごくセンスがいいと思います。結果からいうと大正解です。

仮目的語のit」とは、よく目にする例文だと

I found it difficult to finish this task by noon.

のように、文章にリズムを付けるために長くなるto以下をitで受けて前にもってきて、本当の目的語のto以下を後回しにしてしまうアレです。

このダイアログの文章を紐解くには、まず省略されている部分をあぶり出してやる必要があります。

I hate it when I'm in a room full of people・・・

の下線部が省略されていました。英語って言わなくてもわかる部分を案外簡単に省略することが多いのでやっかいです。。。主語+be動詞はその標的になりやすい気がします。

あと、上の「I found it difficult・・・」の文型は「SVOC」で「it=O」の後に「形容詞=C」が来る場合がほとんどですが、例外的に「hate」「love」「like」などの感情を表す動詞では「仮目的語it」の直後に本当の目的語であるwhen節が続きます。

I love it when you smile.

I take it that・・・(=I assume that・・・)」も例外の一つです。

Couplingのテーマではいつも卑猥な内容を期待してしまう読者の皆様、ごめんなさい・・・
(。-人-。)


旗walk that interview
(動画3/3、4:42)

Patrick: Jeff?
Jeff: What?
Patrick: What's the matter with you?
Jeff: I can't turn off the naked people.
Patrick: Great.
Jeff: What do you mean "great"? Ugh, it's disgusting!
Patrick: Exactly. If everyone else is disgusting, that means you must be the best. You're gonna walk that interview, Jeff.
Jeff: I am, aren't I?

walk」という単語はもっぱら「自動詞(目的語を直接取らない)」のイメージが強いですが、実は他動詞として使われることも結構あります。例えば誰かを歩いて送っていく時などは

I'll walk you to the station.

と言ったり、犬を散歩させるのも

I have to walk the dog.

という使い方をしたりします。

そして、このダイアログで出てくる青字の箇所はあまり聞き慣れないですが、イギリスの口語で『~に苦もなく成功する』という使い方になります。『インタビューなんて楽勝だよ』って感じでしょうか。

そして最後の「I am, aren't I?」という付加疑問文。過去に「意外に深い、付加疑問文」という記事の中でクイズ(2番の問題ね)として出したことがあるんですが、本当に使われるもんですね。

あ、ちなみに「walk the dog」は卑語で「masturbate」という意味もあるようです。
ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ


まじめすぎたので最後で期待に応えてみました。(爆
右矢印ブログランキング

こちらも引き続きよろしくお願いします。
右矢印にほんブログ村 英語ブログ 英語学習法へ にほんブログ村