が終わって、アメリカにも行ったし、最後のライブも終わった。
こんな濃厚な春休みは、一年はもうきっとないと思う。
かといって燃え尽きてしまったというわけではない。凛は花陽とあちこち飛び回っているようだし、私も誘われたけれど、家庭教師や習い事もあるからと断ったのだ。
凛たちには悪いことしちゃったわね…そうだ、今度、何か埋め合わせをしよう。
二年生になったら…とは言っても、私たちの学年はひとクラスしかないし、花陽や凛と離れ離れにならずにすむというのはありがたかった。
ホッとしている自分に少しだけ驚く。
この先きっと進路は別々で、彼女たちと離れ離れになるのは間違いない。以前の私だったら一人なんて、全然気にならなかったのに、新しい環境に飛び込むことに少しだけ勇気がいるようになった。μ’s 星空凛 コスプレ衣装
ただ、これは…きっといいことなんじゃないかしら、と思う。
誰に対しても興味がなかった。だから、その場でトラブルが起きないように振舞えばそれで良かったのだから。
だけど今は思う。そんな生き方は辛さやめんどくささはないにしても、楽しいこともないのだから。
もう一人ぼっちだったときの私には戻れない。自分ひとりだけだったら分かち合うことはできないから。
そういえば、合宿の時…にこちゃんとお芋を半分こしたっけ。
あの時の焼き芋は美味しかったな…
初めて食べた時にはこんなに美味しいものがあったのかとちょっと感動したものだけど、あの後お手伝いさんにお願いして作ってもらった焼き芋は美味しかったけど…なんだかちょっと物足りない感じがした。
今思えば、私は初めての経験に感動していたわけでも、お芋が有機栽培が売りのブランドだったからでもなかった。
何を食べるか、じゃなくて、μ’s 小泉花陽 コスプレ衣装誰と食べるのか。