三橋貴明著 真冬の向日葵
どこで、どのようにして出会って「読みたい」と思ったのかも忘れましたが。
まして全く苦手とする政治に関するストーリー。
それでも、これはあの人、こっちはあの人とわかりやすい登場人物名に時々笑ったりしながら読み進めました。
しかし。
「怖い」
これが一番の感想。
無意識のうちに情報に操作されてしまっている思考・感情。
それによって、選択も影響してくる。
私自身も、情報に操作されていた、間違いなく影響を受けていたと、気づき恐ろしくなった。
事実は、自分が自分の目で見、耳で聞き、カラダで感じなければ掴めないということを思い知らされた。
新聞もテレビも週刊誌も、知人からの情報でさえも鵜呑みにしてはならないと自覚していたつもりだったけれど、誰かが書いた・言ったことは、必ずその関わった人間の思考(価値観)が入ってくるのだと。
つまり、この本に書かれていることでさえ、鵜呑みにするのではなく、自身で確認することが必要なのでしょう。
是非ご一読をお勧めします。
冬の向日葵 ―新米記者が見つめたメディアと人間の罪―/海竜社
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