その1
の続きです。
専門学校に入学して1年生の冬の時期、また体調を崩しました。
理由のわからない不安がどこか心にずっとあって特に何もない休日の日などは、趣味をしてても手につかなくなるような不安感でした。
それが3ヵ月続いたある日僕は考えました。
「自分はもしかしたら何か新しいことをはじめたほうが良いかも」 そう思い、うどん屋のアルバイトを2年生なった4月から始めました。
シフトは土日は常に入っていて朝から夕方まで、平日は学校と就職活動など不安を紛らわすかのように2ヶ月くらいは休みの日を一日もとりませんでした。
そんな生活を続けて5月の終わりの時期についに自分の体に異変が起きました。
いつものように漠然とした不安を抱えながら電車に乗ると、なんだか息が苦しくなって、動悸も早くなり、手足も痺れてきて、ちょうど各駅停車したので電車を急いで降りました。
パニック障害のことはテレビで見たことがあり、瞬時に察しました「パニック障害になってしまった」
電車を降りたあと当然学校に行ける状態じゃなかったので、ちょうど有給で休みを取っていた母親に連絡をして駅まで車で迎えに来てもらいました。車に乗ろうとしたら愛犬のプードルもいっしょに来ていたのでちょっと癒されました。
正直、自分がこんなことになるとは思ってもいなかったのでそのときは「電車で苦しくなるとか典型的すぎるだろ」と、本当にパニックって皆同じ状況でなるんだなと笑っていました。←この行為は実は自分を傷つけていました。
それでも僕は学校もバイトも就職活動も続けました。電車に乗ると苦しくなるけど、パニックになる前から腹式呼吸は身につけていたので、それで乗り切って抑えていました。
そんな生活を続けて5ヶ月、「もう無理」と、10月末にバイトもやめ学校も行かなくなりました。
休み始めてからは最初は電車に乗る練習をしていましたが、ある日「これは違う」と気づきました。
僕が気づいたことは、今までこんなにたくさんの心の病になって、良くなっては悪くなっての繰り返しで、今このパニックの症状を克服できても、どうせまた別の問題がやってくると思ったからです。
僕は決めました。「ちゃんと自分と向き合う」と「本当の自分の気持ちを知りたい」って
この考えに至ったのは心理カウンセラーの心屋仁之助さんのブログなどを読んでからです。
そして3月に何とか、足らなかった出席のぶんの補講を受けて学校は卒業することが出来ました。
正直学校はやめるしかないと思っていたので、補講をするために学校へ送り迎えをしてくれた親に感謝です。(実はまだ感謝の言葉を直接言えてない) それはまたいえる機会があるとして
心の薬も飲まずに、約6年間心の病になり、やっと自分と向き合うと決めたのです。今は明らかに半年前の自分とはまったく考え方も感じ方も変わっています。
自分の勘違いしていたことや、ずっと心に縛り付けていたものが少しずつほどけていくのが感じられています。それまでに至るには自分の覚悟や勇気も必要でした。
これで僕の過去の経験のことは終わり。
今後は経験から学んだことや自分が改めて気づけたことについて書いていきます。