今日は台風で家から出れないので、今年見た記憶に残る映画をまとめて見ました。
たぶん一生で一番好きなのはThe Great Gatsbyで、学歴社会や財閥を風刺してるようなところが好きです。
原作の小説をうまく再現しています。温室のように花々に包まれた小さなリビングは印象的でした。
主人公はギャツビーに同情しているし、仲良くなろうともしているけど、結局主人公だって家柄の良い御坊ちゃんでしかないのでしょう。登場人物たちの台詞に社会の虚しさを漂わせているところが見所です。


恋愛ものではSilver Linings Playbookがおすすめ。涙あり笑いありの心温まるお話です。
まさにヤンデレのヒロインと一途過ぎて暴走中の主人公が友達になるのですから、面白い組み合わせです。原作の小説も分厚いけれど読みやすくて、内容は映画よりやや感傷的です。


アクションもので爽快感があるのはParker。そのせいか18禁ですが、まったくお色気シーンが無く、
(007 Skyfullなんて主人公プレイボーイ過ぎてちょっと……。)
でもアクションものには欠かせない爆発、誘拐、軽犯罪、素手の殴り合いという要素をたっぷり盛り込んであるので、ストレス解消したい方にはおすすめ。
個人的にはこういうストーリーが大好きですが、グロテスクなものが苦手な方は回避したほうがよいです。


アクションと推理を合わせた映画そのものが緻密なマジックショウに思える、
Now you see meはマジシャンたちのお話です。開始の一秒目から最後まで退屈することなく、
娯楽ものとしても最高の水準だと思います。



子どもでもアクションは楽しめますよというのがFast & Furious 6。
死者が出てるのに死体がほとんど写らない。血も飛ばない。
(真・三国無双じゃないんだから、とつっこみたい。)
すごく評判がよいので話のネタにはなると思いますが、
私のようなグロテスクなアクションものが好きな人には少し味気ないです。


Z warはゾンビホラー?でした。ごめんなさい、この映画、何が言いたいのか分かりません。
とにかくゾンビが気持ち悪くて、私はひたすら泣きそうでした。
ホラー要素を楽しみたいならサイレントヒルとかバイオハザードのほうをお勧めします。


待ってました捻くれた家族愛、Stokerはイノセント・ガーデンと和訳されましたが、
ヒロインの苗字です。だんだん歪んで行く日常、獲物を狩る目、毎年誕生日に貰う靴、
シンプルで品の良い洋服……、散りばめられた異常なポイントを繋ぎ合わせて辿り着いた結末は……。


最後にThe Great Gatsbyの主題歌、young and beautifulをどうぞ。