それは、まるで・・・
闇の荒れ狂う、
大海原を
不安と恐怖の
闇にのまれそうになりながら
もがいて・・・
もがいて・・・・
恐怖と苦しみから
必死にもがいて・・・
微かな光が差したように胸が少し暖かさを取り戻したとき
入って来た・・・
白夜の夜明け夢の
ビジョンとメッセージ・・・・
どこかの入り江の砂浜で
泣きながら遠くの沖を見ていた。
遥か遠くの海を見ながら
そして、遠くの方から大きな背びれが二本伸びて岸へと近づいてきた。
最初は大きなクジラだと思った。
でもクジラじゃなかった。
それは、二匹のシャチのようだった。
大きなシャチと
少し小さいシャチ
普通のシャチと違い、
白くていろんな模様が入った身体をしていた。
よく見るとその模様は、
刻々と色も形も変化していった
二匹のシャチはそれぞれに私に言う
大 「われはお前を」
小 「私はお前を」
大小 「探しに来た」
大 「哀れに丘の上をさまよう小さな魂よ・・・」
小 「魂よ・・・」
大 「されどわれらの貴い(とうとい)魂よ」
小 「小さく 果敢無くもろい器に入った魂よ」
大 「われと」
小 「わたしと」
大小 「旅にでよう」
言われるままに、わたしは大きなシャチの背中に乗った
大海原に泳ぎだす二匹のシャチとわたし
顔にかかる水しぶきは、なぜか温かく心地よかった・・・
夢のお告げにつづく・・・