こんにちは♡
琳派の代表作の一つ「燕子花図」
には
群青の燕子花(かきつばた)が沢山描かれていますね。
(画像引用:wiki 尾形光琳 『燕子花図』 )
燕子花は5月中旬ごろに咲く花ですが
端午の節供に飾る花とはまた別です
もうすぐ端午の節供ですね
端午の節供の時に飾る花菖蒲と、
尾形光琳の燕子花図の花の燕子花って、
とてもよく似ていますね
違うものなのですが、似ていてわかりにくいですよね〜
よく似ているので違いを記しておきます☆
↓↓
↓
☆以下全てアヤメ科植物☆
☆燕子花(かきつばた)・・・花びらの付け根に白い筋 →→→尾形光琳の燕子花図
☆花菖蒲(はなしょうぶ)・・・花びらの付け根が(白い中に)黄色い筋 →→→端午の節供に飾る(下のお写真左から造花、造花、生花です)
☆菖蒲(あやめ)・・・花びらの付け根が網目模様
注意☆端午の節句でお風呂に入れる菖蒲はアヤメ科ではなくサトイモ科の植物で香りが強く疫病を祓う薬草と古くから考えられていました。花ではなく茎や根をお風呂に入れます。
ということです
私ももうすぐ端午の節供なので
花菖蒲をつかってテーブルをつくりました
↑後の二枚はプライベートレッスンさせていただいたときのものです。
(東京堂でおなじ「花菖蒲」でも造花の紫(昨年購入)と造花の青(今年購入)がありましたよ💖)
さてさて
尾形光琳の燕子花図屏風に話をもどしますと...
(画像引用:wiki 尾形光琳 『燕子花図』 )
琳派の代表人物の一人、尾形光琳の「燕子花図」には
尾形光琳の大胆で力強い光琳画の特徴がつまっていますね。
300年以上前のものとは思えないモダンさがあり華やかです✨
また、燕子花をよ~くみると、三分咲きのもの、五分咲きのもの、満開のもの、
全てが満開ではないところもポイントですね
燕子花の配置もリズミカルで、それでいて垂直方向にのびのびとした燕子花での構成、
美しく見えるバランスで混ざっています。
(→テーブルコーディネートでも、盛り付けでも、とても参考になりますね~✨)
尾形光琳は京都の裕福な呉服屋の次男として生まれ、
おさないころから父から絵や書などの手ほどきをうけ、
また琳派の創始者である本阿弥光悦や俵屋宗達の作品にも身近に触れて育ちました。
本阿弥光悦のお姉さんは尾形光琳のひいおばあさん。というつながりもありました。
この燕子花図は40代の中頃に生まれ、絵師としても世に認められます。
尾形光琳が本気で絵師を志したのは30代後半でしたので、絵師を志してから10年もせずに大作を世に送り出した尾形光琳。若い頃に身につけた美の感覚と教養がぎゅっと詰め込まれた勢いを作品にも感じられますね。
ついつい長くなってしまいました。
最後までお読みいただき有難うございました。
ではまた~
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