モラハラ被害者、まっち~さんによる「モラルハラスメント・ブログ」


http://blog.goo.ne.jp/machimachi_2005/


は、私にモラハラに気付き、脱出する機会を与えてくれた、大いなるブログである。

彼女のブログでモラブロ共同企画『「モラのいた日々」と「モラのいない日々」』が立ち上げられたため、遅まきながら寄稿させていただく。


モラハラに気付いた12月から、脱出した3月末まで、まっち~さんのブログともう1つ、モラハラ情報サイト、「モラルハラスメント被害者同盟」


http://www.geocities.jp/moraharadoumei/


に足しげく通った。このサイトに、私がお守りのように毎日読んでいたページがある。


http://www.geocities.jp/moraharadoumei/hope.html


-hope - モラハラ夫と別れて良かったこと。希望がいっぱいのログ集-である。

ここを読みながら、毎日、毎日、いつか自分がこんな風に感じられる日を夢見た。


モラハラ夫と暮らした最後の数年間、私は心身ともにぼろぼろで、さまざまな不定愁訴を抱えていた。抑うつはもちろん、頭痛、肩こり、生理不順、めまいがあり、肌や髪はぼろぼろだったし、人前に出るのが恥ずかしくて億劫で、子供の学校行事や毎日のお迎えでさえも、自分に鞭打つような気分で出かけていた。ありとあらゆる病気を疑って、心療内科や婦人科、内科で血液検査etcを受けた。鍼、整体、ゲルマニウム温浴、サプリメントに漢方、けっこうなお金をつぎ込んだ。


このため、このログ集を読んでログに参加している人たちにあこがれながらも、「私は違うかもしれない。脱出しても体の具合はよくならないかもしれない。もう手遅れかもしれない。そしたら巻き込まれた子供達はどうなるの」と不安を募らせた。

でも、このままここにいたら、自分がつぶれてしまうことだけは良く分かっていた。まさにまっち~さんの「夕鶴」の心境だったのである。そして私は残っていた羽根を羽ばたかせて逃げ出した…


脱出後、あんなに真っ暗に見えていた世の中の、緑、空の色、海の色、空気のおいしさ、すべてをじかに感じられるようになった。

抑うつは嘘のようになくなった(ただし、いつか別な記事で後述するが、夫からの「リモコン」で一時的に再発することがある)。

ログ集にあったように、肌が潤い、かかとがつるつるになった(不思議)!

仕事のせいと思っていた肩こりがなくなった(おそらく、家にいても緊張状態を強いられていたことによるものだったのだろう)。

カーテンをかけられるようになった(夫により、カーテンは禁止されていた)。

家具を自由に配置できるようになった。

ちょっと恥ずかしい話だが、脱出したその月から、生理の周期が変わった!正確に言うと、私はもともと29日型だったのが、うつになってから32日型くらいに間延びして、どんどん遅れていっていた。それが脱出したとたん、もとの周期に戻ったのである。


そして。。。人生に対して希望が湧いてきた。


まだまだ人生は長い。この言葉を思うとき、モラといた日々は足かせをつながれて重荷を背負ってよたよたと砂漠を歩く自分の姿を思い浮かべていたが、モラのいない今の生活では、目の前に緑の草原が果てしなく広がるさまを想像する。先のことは分からないが、進む方向を選び、その先にあるものを見極める自由と体力を私は備えている。


モラとの生活に絶望しながら、脱出できずにいる人たちに…

色々な理由があるでしょう。出てくるのは、大変でしょう。不安でしょう。

だけど、私達は基本的に自由な世界に生きています。

離れてみれば、あなたを押さえつけているのは幼稚で愚かな1人の男に過ぎません。

でもその男は、一緒にいればあなたの人生をつぶしかねません。


脱出しても、指名手配されるわけでも、銃殺されるわけでもありません。

世の中は自由で、美しいものに満ちています。

安心して眠り、希望に満ちた朝を迎えることができます。

多少の不安は、自分の努力で乗り越えていくことができます。

それが本来の人生です。


物理的な距離を取らない限り、見えないものがあり、それは人生にとって欠かせない、大切なものなのです。