ルーン文字 アンスズ(アンスル、アス)
家族のことをまた書きたいと思います。
会話を交わすなかで、なぜか心に残っていて、ずっと自分の指針となっていたりします。
☆父の言葉
「どんな人間にも必ずいいところがある。それを見つけなさい。」
見つけたあと、どうするか、は自分で感覚でわかります。
拡大させていってそれがメインになるように接していくのです。
☆兄の言葉
「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。」
これは、自分が読んだ、死後のことを書いた本を勧めて、読んでもらって、本当だと思う?と聞いたときの答え。
自分がわからないのに無理に答えを出さなくていい、ということです。
また、目に見えないからといって否定しない、というスタンスは、かなり早い段階でわたしに、影響を与えていました。
もう一つ、
「自分で答えを出すまでは、どれだけ時間がかかってもいいので、待つ。
進み具合を気にして答え合わせはしない。」
兄は講師をしていた頃、そのように授業をしていたようです。
その頃、頭の回転が他人の何倍も時間がかかってしまっていたわたしは、その言葉に救われました。
☆母の言葉
「生きて行きたいなら、ひとに頼らず、自分の力でなんとかしなさい。」
これは、母が近所のお母さん達とおしゃべりしながら、子供達に一本ずつ、オヤツとして魚肉ソーセージをくれた時のことでした。
その頃の魚肉ソーセージは、今のように外側のフィルムが簡単には取れませんでしたが、お母さん達は剥がす事に慣れていました。
そこで、他の子達は、みんなそれぞれ自分のお母さんにフィルムを取ってもらっていましたが、わたしの母だけは、冷たく言い放って、取ってはくれませんでした。
他のひと達がいる前で、冷たくされたことが、なぜか少しショックだった気がします。
結局、歯で噛み切ってなんとか食べたのですが、ずっと心に残っています。
よく、友達や近所のひと達からは、あなたのお母さんはあなたに厳しいよね、と言われていました。
その母が歳をとってからは、「ひとは優しいのが一番だ」と言うようになりました…
…いやぁ〜…笑
小さい頃、誰かに言われた言葉がずっと残っているのは、それが自分が生きて行くうえで、大切なメッセージだということを、潜在的に知っているからなのかもしれません。
たくさんの言葉の中から自分で選んでいるのですね…。
🙂