トツキトオカのアプリとninaruのアプリを入れて、妊娠してからは成長を楽しみに毎日ポチポチしてた。




今はアプリ内の成長している赤ちゃんを見るのが怖い。
また悲しみのどん底に落ちそうな気がして。




だからアプリを開けられないでいる。




でも、生理が来たらリセットのために開けようと思う。





開けたら。





我が子が生きていたらどの位大きかったのだろうか。
手足をばたつかせる子だったのだろうか。
それとも大人しくすやすやよく眠る子だったのだろうか。




とか思うのかな。
思うだろうな。




悲しんでても仕方ない。
子供は戻らない。




けど、
未だに抱えているお腹の痛みや腰痛にすっかり精神もやられて、勝手に涙が出てくる。




身体の不調と心の不調は通じている。
私はそう昔から思っているから、きっと体調が良くなれば心もまた前向きになるだろうと信じてる。




※※※※※※※※※※※※※※



さてさて。
手術当日のお話です。





2/14の0:00から絶食、朝9:00から絶飲で望んだ流産手術。




手術の予習をしたせいでもう既に恐怖に支配されていた私は、朝からずっと夫に

「こえぇよぉぉ痛いのやだよぉぉおお( ;∀;)」

と泣きついていた。





クリニック近くのイオンに車を置いて、最後に2人でお腹を触り、存分に泣きながら赤ちゃんにお別れを言った。





術後は軽食をとっていいと、クリニックからもらった紙には書いてあったのでサンドイッチと水を買ってクリニックへ。




昨夜まともに夕飯も食べなかった私は(めちゃくちゃ後悔した)空腹の絶頂にいて、恐怖もあるわ空腹過ぎるわ喉が渇くわで、赤ちゃんの事考える余裕もなかった。





そして診察室に呼ばれて前処置。
普通の内診台での処置だった。





まずは消毒しますねーと消毒された。
で、問題は次から。





何かされているのだけど痛みはなく…
ん?も、もしや痛くない派に入れたのではないか( ゚д゚)!?
とウキウキする気持ちと、まだ油断出来ないなと思う気持ちが入り乱れていた。




先生から

「はい、じゃあ子宮口見ていきますね~入れますね~」

と言われ、
「は~い」なんて余裕かましてた私でしたが、次の瞬間。








!!!!!!!!!!!っっっっ!!!


声にならない激痛が。




卵管造影も、人工授精も、体外の移植も激痛である強前屈子宮の私。
この激痛は子宮を引っ張られるため痛いのだけど、その痛みさえも余裕で越える痛さがそこに……





思わず「痛っいたたたたたた」と声が漏れる。





先生も「痛いですよね…」と同情の声。




同情するなら無痛をくれ!



そんな気持ちも伝わるわけもなく、続く痛み。
それに加えて。加えてですよ!?



「ちょっと子宮引っ張りますね~」



って。
嘘でしょ!?追い痛とかいらないから!!
と思っても仕方なく。
勝手に引っ張られる子宮。





「はいっチクぅ~」
「はいっチクぅぅ~」




めっちゃ可愛く言いながら先生が子宮を摘んでくる。




ん゛ん゛ん゛ん゛!!
ふしゅぅぅぅふしゅぅぅぅぅ←痛み逃す呼吸法大事




痛過ぎるでしょぉお!
そんな言い方されても痛いよっ!
可愛いよ!可愛いけどもさ!(可愛いんかい




時間がどの位経ったか分からないけど、何だかカーテンの向こうでは難航している様子が伺えた。





ずーっと痛い。
いつまで続くのだろうか…
すっかり冷や汗も出てくるようになった。





すると。





「はい。」
って先生が言ったから、終わったんだ!と思って喜んだら。





「ちょっと休憩~~
って。





( ゚д゚)?キュウケイ?




いやいやいやいやいやいや!


休憩なんぞいらん。


早く
終わらせて!


切腹中、随分と切ったのに介錯がめちゃくちゃ遅く、しかも首の半分まで切って刃の通りが悪かったから「はい、休憩」って言われたようなもんよ。
はよ殺してー!ってなるでしょそら。
大げさかもだけど気分は↑こんな感じよ。





いや休憩なんていりません!とか言えるはずもなく、謎休憩(約30秒位かな。多分。)の後再度引っ張られーの、スポンジ入れられーの、やっとこさ地獄が終わりました。





ふらっふらでパンツを履き、お腹が重度の生理痛みたいな感じで痛くて、あと1時間後の手術までこうなのかってすごい絶望だった。





歩けることは歩けるので、安静室前まで移動し待機していたのだけど、普通に座ると痛いので片尻を浮かせて股を着地させないようにしていました。





陣痛の時立ってる方が楽っていう人いるけど、なんかその気持ちがその時めっちゃ分かりましたね。
きっと陣痛時は私も立つ派。
一応陣痛と今回やった処置似たようなもんだからね。
痛さは比にならないだろうけど。





痛さに耐えている時、付き添いの夫はずっと腰をさすってくれ、少しの間黙っていました。





すると。





「うん、もう大丈夫。今心の中でお別れ言ったから。」




と。
その時の私の気持ちはと言うと…




はぁー?
今私が痛みに耐えているんでしょうが!
こんなに痛い時に、何を呑気に言ってやがるんだ( º言º)怒




といった酷いものでした(゚ω゚;A)
悪いけど赤ちゃんの事考える余裕はなかったですね。






そしてようやく呼ばれて安静室での待機が命じられ、赤ちゃんとの最後の別れがやってきました。







続く。