羽亜です。
いつもお読みいただきましてありがとうございます。
TPP協定とか、これからの日本の食料品の事情もいろいろ変わっていきそうですね。
時代はいつも政府の主導で進んでいきますが、すべてが私たちにとってよいものであるかはわかりません。
食事に関しても、すっかり主食である米を食べない時代になってしまいました。
調味料も発酵していない味噌、醤油、精製されてただ単に塩辛いだけの塩・・・いやいやすでに調味料すら使わない人たち(中食・お惣菜を外で買う、電子レンジでチン)も多いのが現代です。
そもそも、自分の身体が「食べたもの」でできているということが不明になっている人もとても多い。
これは、自分もそうだったので、人のことをとやかく言える立場ではありませんが、今は理解しているので言いますね。
スピリチュルな世界で、結構スピ事情を理解している人でも「私のエネルギーで食べ物のエネルギーを変えることができるので、何を食べても大丈夫」という人も多いのです。
いやいや・・・それありませんから。
基本、食べたもので身体ができていますので、「まずは食べ物を自分で選んで」ということをしっかり理解していただきたいです。
マクロビオティックをやっていると「玄米菜食」と一緒にされてしまうのですが、「玄米菜食」とは違います。
まして、スイーツはてん菜糖、メープルシロップを使っていればいい・・・というのとも違います。
食べ物には陰陽、身体を温める食べ物と身体を冷やす食べ物があり、その土地でとれる食べ物、季節の食べ物に最適な食べ物がある。
日本本来の発酵食品である、調味料、漬け物には腸を元気にする力があり、腸が元気であれば、身体、血液はさらさらの状態で、時に化学調味料、添加物、砂糖だらけの現代食を食べても、回復する力を持つものです。
部分でしか見た事がない食材ではなく、大根も人参もごぼうもレンコンなども食べる時に、皮もすべて食べることで、栄養も取り、皮膚も強くしてしまおうというものです。
小さな世界がきちんと回れば、大きな世界もすばらしい世界になっていく。
すべては循環の世界なので、自分が元気になれば、周りも元気になる。
昔といっても、本当に40年前までは当たり前にできていた、循環の世界はもう、わからない人が多くなってしまいました。
人間から出す糞尿が(この時代の人たちの糞尿には化学薬品も添加物も入っていません)発酵して堆肥となり、自分たちが食べる野菜の肥料になっていた。
農薬も化学肥料がなくても土が元気であれば、栄養もあり甘みもしっかりある野菜が採れていたんですよね。
だから、調理に砂糖なんか必要なかったんですよ。
今は、砂糖をいれて調理することが当たり前のようになってしまいましたが、本当の野菜、本当の調味料を使えば、砂糖は必要ないことがわかります。
難しいのは、この世界が想像できないと、ただ単に「古くさい」「小難しい」ということで思考停止になってしまうこと。
「目をさましてー」
私たちは自分の食べたものでできているのよー。
ということで、本日は食べ物に関してのお話でした。
調味料(塩、味噌、醤油)を本物にすること。
特に本物の味噌で味噌汁を一日一回飲む事。
漬け物、特に本物の梅干しをとることだけでも、大病とは縁がなくなります。
そして、米、少なくても粒の穀物、雑穀を食べることでもっと元気になっていきます。
