イタ飯屋に入ろうとする
男女カップルの男性の方が
(男男デフォだから敢えて男女と!)
「こんにちは!」と
顔を見ながら挨拶してきた
「俺かな?」と
半信半疑だったので
曖昧に会釈を返したら
また
「こんにちは!」と
あ〜!
前の住居で
よく挨拶をしてくれた
ガテン系らしきお兄さんだ!
よく覚えてるな〜!
このお兄さん
挨拶にはちょっと
こだわりがあるのかもしれない
ある時
マンションの警備員に
「いつも知らん顔しやがって
挨拶もできんのか!」と
ブチ切れていた
俺も
ごもっともだと思ったし
そういう声を
あちこちから聞いてはいた
その警備員さんは
マンションに
直接雇われていたわけではなく
警備会社から雇われていた人なので
住人との関わり方については
いろいろな理由があったのかもね
その後
警備員さんは
気持ちよく挨拶してくれるようになり
マンションが契約している
警備会社が変わっても
警備員さんは
その新しい警備会社に移り
継続して勤めるようになった
また
俺が退去する際に
菓子折りを持って行ったからか
引っ越ししてから
道端であっても
気持ちよく挨拶してくれた
あの気が短そうで
挨拶にはこだわりがありそうな
ガテン系のお兄さんのブチ切れは
あちこちの流れをよくし
平和な循環をもたらしたのだった
イタ飯屋の前で挨拶され
華麗にスルーしなくてよかった
こんな美しく素敵なゲイが
怒鳴られるなんて
似つかわしくない絵だからね
かつてのマンションには
組長さんと極妻さんもいて
気軽に挨拶していたが
特に
極妻さんとは
割とよく立ち話もしていた
最初は
俺の日焼けやら
季節はずれのタンクトップ姿やら
超短パン姿やらに
反応してくれ
エレベーターなんかで会っても
よく世間話をしていた
ある日
下駄や雪駄など
和装履物屋がセールをしていると
教えてくれたので
場所を聞いたら
「ソープ! ソープ!
ソープ街がある辺り」と
俺とソープのマッチ感に
何ら違和感ないと感じているのか
似つかわしさ度100と決め付けられ
ソープを
3度も強調して教えてくれた
その履物屋さん!
「年中閉店セールやってるやんけ!」
ということを
後からふっと思い出した
ソープ街の近くで
ちょい詐欺的で
和装履物屋の組み合わせって
………………
もしかして
「あんたが経営してるのでは?」と
いささか疑った俺だった
俺も
G(ゲイ)系列ではあるが
組合員なので
ちょいとグループは違うのだが
男衆が集うという意味では
共通点があるので
似たようなエネルギーを感じて
親しみを
持たれたのかもしれない
ところで
エネルギーと言えば
「エネルギーを感じる」
ということが
よくわからないと感じる人は
意外と多いようだね
俺も最初に
エネルギーを感じるとか
エネルギーがうんぬんという話を
読んだりしたとき
未知の世界に感じたんだけど
ある時
「えっ! これっ!?」
子供の頃から
呼吸するように
当たり前に感じていたこれ?
これのこと言ってんの!?
とわかった
それ
みんな感じて
やってることだよね!
そう気づいて
あらためてエネルギーを
遠慮なく感じ始めた
エネルギーなんて
誰もが感じてるし
使っているし
特別すごいことなんかじゃない
霊感や霊能とか
除霊、浄霊、祈祷とか
なんちゃらヒーリングとか
そんなふうに
エネルギーを分離させて
やってる方がヤバいよ
彼らが繋がっている領域って
崩壊中の箱庭だったんだからね
祈祷してもらうんなら
最高の亀頭師はゲイの中にいる
宇宙空間に
ズボッと亀頭してもらい
乳白色のエネルギーを
ウケたら願望成就間違いなしだ
君たちったら何でもかんでも
分類、区別、ジャンル分けしたがる
ヒトはなぜか
分類したがる習性があるとかないとか
Habit
SEKAI NO OWARI
Lyrics by Fukase
男たちの希望は
亀頭から溢れ
一気に飛沫となりぶち撒かれる
男が意に乗り
ひとつになる瞬間
それが祈りの始まり
突かれ疲れず付き合いたい
突いて束の間突き合わせ
今、感じるままに
魂曝け出し
今に全身投げ出して
溢れかえるとき
亀頭師の男魂から
駆け上がる熱さが注がれる
All of original photos borrowed
from the website.
Thank you for models,creaters
and photographers
with lots my respect.
Thank you for your visit & reading