前回は小説家崩れの茶川龍之介がみなし児を引き取るよう居酒屋のヒロミに丸め込まれて、帰ってからの、今回は残ったお客の龍之介こきおろし場面から。

鈴木オートの社長が、

 


「こういっちゃなんだけど、あいつ人間の屑みたいなやつだぞ。」
I don’t mean to be ( c       )  but he’s a human (         ).

最初はrudeの親戚みたいな語。後は日本語もほとんどそのままです。

正解は
I don’t mean to be crude, but he’s a human trash.

crude 「天然の」「生の」- crude oil と言った意味で使われることが一番多いのですが、自然のまま→「粗野な」「無礼な」という意味でも使われます。

「屑」はそのまま trash 「屑」トホホ
ダウン

おなじ意味でさらに頻度の高い rude 「無礼な」も語源は「生の」で同じです。親戚以上、兄弟くらいに近い語ですかね。
意外だったヒロミが


「金持ちのぼんぼんなのかと思った。」
I thought he came from (            ) .
もうこれはそのものズバリ!

I thought he came from money.
「お金」出身なんってなんかあまりに露骨な感じですね。

応えて鈴木オートが
「実家は確かに名家らしいんだが。」
His family, yes , some (          ) family.

正解は、
His family, yes, some classy family.

classy は「身分が高い」「センスのいい」といったいみ。
classic の会話体です。classic は「古典の」といった意味でよく使いますが。
「一流の」「最高の」、つまりいい classのがもともと。
そういえば World Baseball Classics なんてのもありましたね。