前回は方向の3大前置詞、to, at, for でしたが、これにあと2つ加えれば基本の基本5大前置詞。以下に入る前置詞はなんでしょう。
(a) He is ( ) the house.
(彼は家にいる。)
(b) A picture is ( ) the wall.
(絵が壁に掛かっている。)
(a) in (b) on
ですね。それぞれの一番基本のイメージは
in -中 on-接触 です。
だから、同じ「服を着る」にしても、
(a) She appeared ( ) a black dress.
(彼女は黒い服で現れた。)
(b) She is putting ( ) a school uniform.
(彼女は制服に着替えている。)
(a)は in a black dress黒い服に「身を包まれた」状態です。
(b)はput on 「着替える」ことは服を体に「くっつける」こと。
次はどうでしょう?
(a) The man tried to take ( ) the innocent girl.
(そのおとこは無邪気な少女をだまそうとした。)
(b) I decided to take ( ) the difficult job.
(私はその困難な仕事を引き受けることにした。)
(a) take in 「だます」のは自分がしかけた罠の「中に」はめることですね。
(b) take on 「引き受ける」のは仕事を自分の方に「ぐっと引き寄せる」感じ。仕事内容が書いてあるレジュメを「つかんで引き寄せる」感じをイメージして下さい。
これで、5大前置詞、to, at, for, in, on の基本イメージ終了です。次回からはその広がりを見て行きましょう。