SVの前に置かれるXは「動詞部」説明について述べてきましたが、このように文における「位置」から意味が分かるのも、英語が「順番で意味が決まる言葉」だからです。
これが「節」(S'V'の構造を持つ意味のかたまり。)になっても考え方は同じ。節には「名詞節」「形容詞節」「副詞節」がありますが、たとえばこのどの働きもする when が導く節を考えて見ましょう。
まず基本の基本「名詞」「形容詞」「副詞」の働きは、
・名詞→文の S O C になる
・形容詞→名詞の修飾 (文のCになる)
・副詞→動詞部の修飾 (形容詞修飾)(他の副詞の修飾)
ですが、( )の機能は「節」にはありません。したがって
S か Oか Cか、名詞の修飾か、動詞部の修飾か
が機能の全てです。では when の節の働きを見てみましょう。
①S O C
When he left the office was not recorded on the day.
S V
(彼がいつ会社を出たかその日は記録されていなかった。)
I know when my son proposed to Hanako.
S V O
(私は息子が花子にいつプロポーズしたか知っている。)
That was when I decided to be a professional singer.
S V C
(それは私がプロ歌手になる決心をした時だった。)
→Vから見てSOCの「位置」にある場合。
②名詞説明
I vividly remember the day when I passed the college
S V O(名詞)
entrance exam.
(私は大学入試に受かった日のことをありありと憶えている。)
→SOCの位置になく、前に適当な修飾する名詞がある場合
③動詞部説明
When I visited my aunt last Sunday, she served me a wonderful dinner. S V O
O
→SOCの位置になく、前に修飾できる名詞なし。(①②以外)
文法的には、①whenは疑問副詞、②は関係副詞 ③は接続詞になりますが、
When の意味は「いつ~」か「~の時」.。その機能は文中の位置で決まる。とすればいくつも文法用語を憶えなくてもあっさりすっきりまとめられます。英文理解はその部分の位置の理解がポイントです。