さて、今日は誰にも言ったことのない私の究極の英語学習法を公開いたします。な~んちゃって今までこのブログを読んで下さった方はんとなく気づいている人もいるかも.....
それは!
繰り返し覚えること
で、あります。
「なんだ!それだけか、読んでそんした!金返せ!(金は払ってないか?)」と思うかも。
でも、振り返って考え直してみてやっぱりこれに尽きます。今まで英語の勉強は紆余曲折ありましたが、「覚えなきゃ話になんないでしょ。」は一貫して自分の中にあったと思います。
中学では英語も何も全く勉強せず、地を這うような成績。一念発起大学で英語学科を目指した時も先ず思ったのは「単語知らなきゃ話になんない。」「試験にでる英単語」「実戦英単語」なんて当時の有名どころをとにかくバリバリ覚えました。でも覚えられなくて忘れちゃって、「いくらやっても覚えられない。ほんとに僕はバカじゃないだろうか!」って当時の通信添削の感想に書いてあります。でもなんとかやりとおして第1志望合格。
自分の書いてる英語がぜ~んぜんなってないと先生になってから気づかされ、「じゃ、ちゃんとした英文覚えなきゃ。」と始めたのが毎日の英文暗唱。
今さらだけど英検1級受けてみようと対策を始め、2次のスピーキング対策はどうしたら?「いい答えはどんなのかまず覚えなきゃ。」と過去問の模範解答からスピーチ3題徹底暗記。模擬面接は同僚の外国人の先生に2回やってもらっただけです。結果は、くどいようですが、帰国子女でなく、留学経験なく、「いくらやっても覚えらんない!」と若きころなげいてた私が一発受験であっと驚く1級全国トップ合格の文部科学大臣奨励賞受賞。
だから、これだけは自信をもって断言できます。
英語は
繰り返し覚えましょう!
特別な才能もない自分ですが、決めたことは愚直に繰り返せるのも才能だとすれば、その才能だけはあったかも。
そして、長年先生してると、ああ、やっぱりと思う生徒にも何人も出会いました。
どうしても医者になりたくて、でも学費は国公立じゃないと無理。現役では遙かにとどかず、こりゃ無理だよなと思っていた生徒が2浪して悲願達成!地方の国立医学部にめでたく合格、あいさつに来ました。「英語はどうやったの?」と聞くと「浪人してから教わった家庭教師の先生と、ほんとに先生、中一の教科書からやりなおして覚え直したんです!そしたらできるようになりました。」
早慶上智外大全制覇、すごくセンスのいい英文を書く生徒の一番役に立った勉強法はひとこと「繰り返しの音読です。」
Active learning, communicative approach, CLIL, スカイプ英会話、あるいは予備校の目からうろこの名講義。どれも自分が受けて「いい」と思えることは一番の学習のmotivationですから、「いい」と思う学習法がその人に取って最高の学習法です。でもどんな勉強の仕方で身につけた英語でも、その場限りで終わったらそれっきりです。
繰り返し覚えましょう
覚える時の3つのキーポイントは、
①「絞って深く」より「広く繰り返し」
100の英単語を10日で覚えるとしましょう。
a. 1日に10語ずつ徹底的におぼえる。
b. 忘れてる語があっても一日100語全部、10日で10回
やる
どちらが正しいでしょう?圧倒的にb.「広く繰り返し」です。a.の方法はそもそも人間には無理なやり方。一回だけでずっと忘れずにはできません。「忘れた!」と落ち込まず、広く繰り返しやりましょう。
②「音」の助けを借りよう
CDやダウンロードで教材を音声でも聞ければ、絶対
活用しましょう。すごいメリットは2つ。
1.「見るだけ」より圧倒的に頭に残ります
2. 英語の聞いて「音」のイメージがあると、それは「使える」 英語につながります。
今は自分で簡単に作れて英語も日本語も音で聞ける Quizlet なんて涙でそうなアプリも無料で使える時代です。
③「すぐ復習」「しばらくして見直す」で「スタートライン」
人間は新しく習ったことの7割以上は次の日には忘れてるそうです。(エビングハウスの忘却曲線)「直後」の見直しはほんとやらないともったいない。そして、目安としては1週間くらいあとでもう一度見直し。私ももちろんそうですが、普通の人はいっぱい忘れてるのに愕然!でも、これでその教材の勉強はマスターじゃなくスタートです。これから何度繰り返し見直すかで、それがどれほど自分の血となり肉となるかが決まります。この2回の復習をやってない教材は「見物」しただけ。
「英語しゃべれるようになりたい!」「話せない使えない英語教育なんてなんなんだ?」でも、これに対する私の答えも「覚えましょう!」
英語の単語は
1. 見て日本語の意味が分かるまで覚えれば
→ 「読める」語になります
2. 日本語から英語を思い出して書けるまで覚えれば
→ 「書ける」語になります。
3 反射的に英語が口からでるレベルまで覚えれば
→ 「話せる」語になります
英語の文は
1. 見て日本語の意味が分かるまで覚えれば
→ 同じパターンの文が「読める」ようになります
2. 日本語から英語を思い出して書けるまで覚えれば
→ 同じパターンの文が「書ける」ようになります。
3 反射的に英語が口からでるレベルまで覚えれば
→ 同じパターンの語が「話せる」ようになります。
英語が「話せる」ようになるのはより多くの単語、文を3のレベルまで身につけること。私にとっての「話す」修行の基本はこれです。
今日のブログは英語の勉強法についてもうこれ言ったら言うことないくらいの遺言みたいなブログかも...。え、まだ生きててブログも書きますけどね。
とういうことで、
英語は繰り返し
覚えましょう!