「時制」は英語の大きなポイントです。日本語と大きく発想がちがい、日本語をそのままスライドさせて英語の時制を考えるのは間違いの元!
それぞれの中心の用法、定義をしっかり身につけることがポイントです。今回からいろんな時制を2つ対比して、2択で時制を考えて行きましょう。
今日は根本の根本「現在形」を「現在進行形」と対比して。
次の正しい物を選びましょう。
a. 私の父は教諭( a full-time teacher )高校で英語を教えている。
My father ( is teaching / teaches ) English at high school as a full-time teacher.
b. 私の姉は教育実習生( a student teacher )として高校で英語を教えている。
My sister ( is teaching / teaching ) English at high school as a student teacher.
正解は a.は teaches 現在形、b.はis teaching 現在進行形です。
どちらも「教えている」「~している」なので a.を「今している」を表すのだからと現在進行形にするのが日本人に多い間違いですがこれが「日本語をそのままスライドさせる」間違い。
まず現在形の定義ですが、最初に確認しておきたいのは「現在形」は「今だけ」を言うのではないということです。
「今までも、今も、これからも 確実に行うこと」
が現在形です。学校で専任の先生として教えていれば普通、「今までも、今も、これからも」確実に続けていくことならば現在形です。
自然現象、例えば
The Sun rises in the east. (太陽は東から昇る。)
も、「昔も今もこれからも」変わらず確かにそうですね。
現在進行形はこれに対して、「今だけ行われていることの一瞬を切り取った」「動き」を強く感じさせる時制です。
教育実習は数週間の短期間でずっと続きません。その、「今日、今」丁度教えていると、教えている姿がありあり浮かぶようなのが現在進行形です。
だから、状態を表す動詞は進行形にしないと言われますが、これは必ずしもそうではありません。
「男の人が家の前に立っている」
c. A man ( is standing / stands ) in front of the door.
これはstandは状態でも is standing 。家の前に何年も立っているわけはありませんから、「今だけ行われていることの、この一瞬立っている」ことをいう場合は is standing と現在進行形です。
このように「用法、定義」をはっきりさせていろんな例で練習するのが時制習得のポイントです。
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