前回は英検の speaking 対策もまず覚えることっていうお話しでしたが、今日は引き続き、生徒との模擬面接の経験と、英検2次過去問の解答例から気づいた、ちょっとした、でも以外とポイントかもってことを

 

(1) Full sentence で答えよう。

 答えは簡単なものでも、単語1つじゃなくfull sentenceで答えましょう。でも逆に色々余計なところまで言い過ぎでもよくないですね。やはり、模範解答例をよく読んで、聞かれていることを簡潔な sentence で答えましょう。

 

(2) 「進行形」注意

 3級~準1級までは、絵を見ながらの状況説明が出題されますが、やっていることを言うのは be .....ing の進行形が基本。

 でも、入門期に一般動詞とbe 動詞の区別を強調されるためか、わかってても、 ×A man carrying a box. なんで is をとばしちゃうのは、模擬面接だけでなく授業でも、中学生のみならず場合によって高校生もあるミス。

 進行形は be + ...ing  と意識しておきましょう。

 

(3)意見は「2つ」でまとめよう。

 自分の意見を問われる問題も最後に出題されますが、3級はともかく、例えば2級、準1級では、過去問の模範解答の例では、

 

(2級)

・防犯カメラの設置は犯罪減少に役立つか?

No. 監視をいやがる人が多く(理由①)費用もかかる(理由②)

・読書は子供のためになるか?

Yes. たくさん知識が得られ、(理由)その知識が将来役立つ(理由の展開)

・現代人は1人でネットで多くの時間を過すのはよくないか?

 1人でオンラインゲームをする人が多い(例)そのため直接のコミュニケーションが不足する(例の展開)

 

(準1級)

・政府は高齢化社会の対策によく取り組んでいるか。

Yes.政府はこの問題の深刻さを認識している(理由)介護施設の増設に努めている(例)

・社会で公共マナーは悪くなっているか。

Yes 電車でも席を譲る人は少ない(例1)電車内で平気で押し合う。(例2)

・今の親は昔の親より子育てに苦労しているか?

No 育児を援助する手段が昔より多い(理由①)子供は以前より成熟している(理由②)

 

 と、理由2つ、例2つ、理由→展開 例→展開 といくつかパターンがありますが、2つを結びつけて解答するのがモデルパターンです。

 

 模擬面接をしていると、英語よりまずこの「理由を2つで」パターンが出てこない生徒が多い、さらに1つでも苦労する生徒も少なくありません。

 

 対策は、日本語でいいですから毎日「これは?」と思うことがあったら、Yes, No, の理由を考えるてみる練習をすることでしょう。

 

 例えば今なら、「" Stay Home "でも運動不足なんないかな?」 

「No. 音を出さない体操もできる(例1)。」「家事を積極的にやればそこそこの運動量になる(例2)。」とか。

 

 考えて見ると自分の意見を簡潔に、理由を明確にして言えるのは、英検対策に限らず、価値あるskillになりますよね。