大学入試問題と比較すると、英検の問題は「素直」です。これは「簡単」という意味ではありません。
英検1級の1次の語彙問題は超ハイレベルと言われますが、実際に使われていて、TIMEやThe Economist といった英文雑誌を「つっかえずに」読むには必要なレベルの単語です。
読解問題も、難関大の入試問題と比べて見れば、特殊な構文は使われていません。しかし設問は、その文が「何を言いたいか」を正確に理解していなければ正解が難しい、よく練られたものになっています。
「レベルの高い長文読解ができて難関大に受かる。」「頻繁に英語のメールでやりとりをする。」「外国人のお客さんと会話でやりとりする。」「自分の研究分野の英語文献を大量に読む。」など、先々身につけるべき英語力は人によって違いがありますが、英検の学習はどの分野に進むにせよ必要な英語力をバランス良く測れる資格試験です。
そして、どんな方向に進むにせよ、まず必要な英語力のベースができている証明となるのが
英検2級
といえるでしょう。