相田みつを
「いのちの根」
なみだをこらえて
かなしみにたえるとき
ぐちをいわずに
くるしみにたえるとき
いいわけをしないで
だまって批判にたえるとき
いかりをおさえて
じっと屈辱にたえるとき
あなたの眼のいろが ふかくなり
いのちの根が、ふかくなる
***
生きている限り、
悲しみや苦しみは次々と訪れる。
怒りや侮辱に
ぶち当たることもある。
泣きたくて、
愚痴をこぼしたくても
じっとこらえて
耐えなければならない時もある。
そんなときに
心の中で、
は静かに深さを増している。
傷つけあうことの
空しさや未熟さを乗り越えて
今を乗り越えていく強さを
手に入れて・・・