星の王子さま。
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ作品
人間っていうものは、このたいせつなことを忘れているんだよ。
だけど、あんたは、このことを忘れちゃいけない。
めんどうをみたあいてには、いつまでも責任があるんだ。
まもらなけりゃならないんだよ。
バラの花との約束をね
☆この文を携帯に保存しています。
自分を見つめたい時に思い出しています。
........................................................................................
泣いている王子のところに、キツネが現れる。
悲しさを紛らわせるために遊んで欲しいと頼む王子に、
仲良くならないと遊べない、とキツネは言う。
キツネによれば、「仲良くなる」とは、
あるものを他の同じようなものとは違う特別なものだと考えること、
あるものに対して他よりもずっと時間をかけ、
何かを見るにつけそれをよすがに思い出すようになることだという。
これを聞いた王子は、いくらほかにたくさんのバラがあろうとも、
自分が美しいと思い精一杯の世話をしたバラはやはり愛おしく、
自分にとって一番のバラなのだと悟る。
キツネと別れるときになり、
王子は自分がキツネと「仲良く」なっていたことに気付く。
別れの悲しさを前に「相手を悲しくさせるのなら、
仲良くなんかならなければ良かった」と思う王子に、
「黄色く色づく麦畑を見て、王子の美しい金髪を思い出せるなら、
仲良くなった事は決して無駄なこと、悪い事ではなかった」
とキツネは答える。別れ際、王子は
「大切なものは、目に見えない」
という「秘密」をキツネから教えられる。
キツネとの対話は、この作品の重要な場面である。
あるものを他と違っていとしく思うことができるのはなぜなのか。
自分の愛情の対象であった小惑星やバラへの自信を失って
悩む王子に対して、キツネは「仲良くなる」とはどういうことかを通じて、
友情、ひいては愛情(人間愛ではなく恋愛的な意味での愛情)
についてを語る事になる。
「大切なものは、目に見えない」
という作品上の重要な台詞が登場するのもこの場面である。
この台詞に基づく考えは後にも登場し、
「砂漠が美しく見えるのは、そのどこかに井戸を隠しているから」、
さらには「夜空が美しく見えるのは、
そのどこかに王子が今もバラと暮らしているから」
という考え方に繋がるのである。
ウィキペディアより・・
..........................................................................................
日本では、低学年から読まれていますが・・
小学生では少し難しい作品だと思います。
大人になってから、読んで欲しい作品だと!
そう!大切なものを感じてほしいから。
by cosmo