琴線にふれるという言葉
先日、ふれる機会がありました。
人の心の中には
いくつも優しい弦が眠っている。
多くの人に愛される人ほど
多く弦を持ち合わせているようだ。
その弦が時折、
外からの刺激を受けて、ポロンポロンと鳴り出す。
あたたかい音色や悲しい音色、
せつない音色や激しい音色。
詩を読んで泣ける人もいるし、
クラッシック音楽で涙ぐむ人もいる。
心のひだと言い換えてもいいだろう。
人に優しくあるために、
人生をより謳歌するために、
私たちは多くの琴線を
張りめぐらせなければならない。
そのためには常に心を
開いておくことだ。そして書に親しむこと。
金銭より琴線を。
豊かさはそこにある。