【割れ窓理論】
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岩田松雄氏の心に響く言葉より…
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建物の窓ガラスが割れたまま放置していると、
やがて他の窓もすべて割られてしまう…。
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これはアメリカの犯罪学者、ジョージ・ケリングが提唱した
「割れ窓理論」という考え方です。
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1980年代のニューヨークはアメリカ有数の犯罪都市でしたが、
94年にジュリアーニ市長が
「家族連れにも安心な街にする」と宣言しました。
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このケリングを顧問にし、
「割れ窓理論」を応用して治安対策に取り組みました。
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地下鉄の落書きを完全に消すなど、
街全体を徹底的にきれいにしたところ、
それに伴って治安も良くなっていったそうです。
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考えてみると、
いつもゴミ一つ落ちていないディズニーランドでは、
誰もゴミをポイ捨てしようとはしません。
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人間は、このように他人や環境に
とても影響されやすいものなのです。
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脳科学者・中野信子さんの本には、
自分が運がいいと思った人は運が良くなる、
と書かれていました。
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逆を考えると、
運が悪いと思った人は運が悪くなる、
ネガティブな人にはネガティブなことが起こる。
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ネガティブな人たちとネガティブな話ばかりしていては、
幸運は間違いなく逃げていきます。
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常に誰かの悪口やグチを言っている
ネガティブな人とつき合っていると感化され、
どうしても自分もそのような人になってしまいます。
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だからこそ、いい人とつき合うべきです。
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プラスの影響を受けるような人とつき合って、
自分をポジティブにする。
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そのほうが絶対に幸せになることは明らかです。
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だれかの悪口で、
場が盛り上がることはたしかにあります。
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でも、人は意外と冷静に見ているものです。
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悪口を言っている人に対して、
何となく警戒してしまうはずです。
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きっとこの人は自分のことも他の場所で
悪口を言っているに違いない、と感じてしまうからです。
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そのような人は尊敬されるはずがありません。
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『「情」と「理」話し方の法則』三笠書房
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「人は善悪(ぜんあく)の友による」
ということわざがある。
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人は付き合う友だち次第で、
良くもなれば悪くもなるということだが、
まさに、
「朱(しゅ)に交(まじ)われば赤くなる」ということ。
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「旅は、どこへ行くかより、誰と行くかが大事」
という言葉があるように、
人生も誰とどう過ごすかが大事だ。
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自分が変わりたければ、まず、
環境を変えたり、つき合う人を変えること。
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ポジティブな人とつきあえば、
ポジティブになる。
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運をよくするには、
運がいい人とつきあうこと。