「超(ちょう)上から目線で見ること」
千田琢哉氏の心に響く言葉より…
人は組織で働いている以上、
必ず大なり小なり理不尽な扱いを受ける。
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たとえ独立してフリーランサーとして
自由に世間を泳ぎたいと思っても、
必ず複数の人と一緒に仕事を
しなければならない。
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でも、
理不尽な対応を受けるのは大切なことなのだ。
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なぜなら人は理不尽な対応を受けることによって
人間観察眼が磨かれるからだ。
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人生を成功させるか否かは、
人間をどれだけ知ることができるか
理解できるかが決定打となる。
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どんなにカチン!と来ることがあても、
超(ちょう)上から目線で今の状況を俯瞰(ふかん)して見るのだ。
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すると相手の言動にはすべて
理由があることに気づかされる。
理不尽な言動を発信する人間には、
何かに脅えていたり強烈な劣等感を
持っていたりするということに気づかされる。
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それに気づくと相手に同情できるようになり、
「自分はこんなことをするのはやめておこう」
と心底思い遣れる。
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理不尽な言動を発信してくる
人に対する最高の復讐とは、
負けないように理不尽な対応で
仕返しすることではない。
同情することが最高の復讐になるのだ。
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◇『たった2分で凹みから立ち直る本』Gakken
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理不尽な言い方をしたり、
威圧的に決め付けて話す人がいる。
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しかし、その人を後から冷静になって
分析してみると、本当は自信がなかったり、
何かにおびえていたり、
劣等感を持っていると思うことは多い。
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「幽霊の正体見たり枯れ尾花(おばな)」で、
幽霊かと思って、
よく見たらそれは枯れ尾花(ススキの穂)
であった、ということだ。
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渦中にある時は、怖(おそ)れもあり、
正しく見ることはできない。
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「立って半畳 寝て一畳 天下取っても 二合半」
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という織田信長の言葉がある。
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天下を取るような偉い人であっても、
立っている場所は半畳、寝る場所は一畳、
そして、ご飯も二合半も食べれば十分だ。
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どんなに偉くても、裸になればただの人。
渦中にある時には、
「超上から目線で見ること」も必要だ。
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