【楽しそうに暮らす】
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小林正観さんの心に響く言葉より…
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子どもは育てるのではなくて育つのです。
勝手に育ちます。
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そして、育つときの条件というのは、一番身近にいる親、
つまり父親や母親、特に母親の影響が大きいのです。
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なぜなら一緒にいる時間が長いからです。
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その母親が楽しそうに生きていることが重要なのです。
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「なんでお母さんそんなに楽しそうなの」
「だって楽しいんだもん」…。
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会話になっていないのですが(笑)
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一番身近な母親が楽しそうに生きているのを見て、
子どもは物事は楽しいととらえれば、
すべてのことが明るく楽しくなると
母親を通して知ることができるのです。
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ところが、一番身近な母親が不平不満、
愚痴、泣き言、悪口、文句を言い続けていると、
子どもはそのように物事をとらえるようになります。
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最初のとらえ方が、
愚痴や泣き言であるというのを覚えてしまうと、
子どもは親のやったとおりにまねをし、
そのようなやり方を身につけていきます。
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これから結婚して、母親になるかもしれない人は、
まず大事なのは笑える顔の夫を選ぶことです。
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毎日毎日、朝起きるたびに「面白い顔よね」、
夫のほうも「お互いさまだよね」と言える。
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これが平和な家庭の第一歩です(笑)。
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『ありがとうのすごい秘密』中経出版
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小林正観さんは、こんなことを語っている。
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『古事記』『日本書紀』には、高天原(たかまのはら)
に住む天照大神(あまてらすおおみかみ)のもとに、
弟の素戔嗚尊(すさのおのみこと)がやってきて
狼藉(ろうぜき)を働き、怒った天照大神が天の岩戸に
隠れてしまったという話があります。
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天照大神が隠れてしまったので
世の中は真っ暗になってしまった。
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神々が天照大神に
「どうか出てきてください」
とお願いしても、頑として出てこない。
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人民が岩屋戸の前に来てお願いをしても、
出てきてくれなかったのです。
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そこで神々はお願いしても出てきてくれないならと、
みんなで喜び岩屋戸の前で踊り、大声で笑いました。
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すると、その様子が気になった天照大神は
岩戸を少し開けました。
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これは神話の中での現象を語っているようですが、
実は大切なことを教えてくれています。
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神が嘆きを聞くことはありません。
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愚痴や泣き言を聞いて
お願いだからなんとかしてください、
つらくて悲しいのですという言葉を
聞くこともありません。
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楽しくて幸せそうな心、
楽しくて幸せそうな人々にだけ関心を寄せるのです。
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それが、『古事記』『日本書紀』に書いてある
最初のメッセージです。
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神は、お願いするのではなく、
面白がって楽しく幸せそうにしている人に対して関心をもちます。
そして、そういう人にかかわろうかと思うようです。
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神さまはどうも、
お願いを言う人は苦手らしい。
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神さまが好きな人は、
うれしい、幸せ、ツイてる、といつも口に出して、
楽しく愉快に暮らしている人。
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これは、
子どもが親に対して感じる感情も同じだし、
人間関係全般にも同じことが言える。
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お願いばかりする人や、不平不満、
文句ばかりを言う人を好きになる人はいない。
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どんなときも、楽しそうに、
機嫌よく、面白おかしく、
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暮らせる人でありたい。