【善いうわさ話作戦】
立花大敬先生の心に響く言葉より…
ジャックはプロゴルファーで、
あるカントリークラブで働いていました。
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そのクラブは最近オーナーが亡くなって、
ゴルフについては何も知らないオーナーの娘
エヴァリンが跡を継いたのです。
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ゴルフ場の経営のことでジャックと
エヴァリンは事あるごとに衝突して、
ついに大げんかをしてしまいました。
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ジャックはクラブを辞めると息巻いて
カウンセラーのスタウファー先生のところにやってきました。
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「エヴァリンには何か上手にできることはないの?」
「ああ、ありますよ。
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トーナメントの時にはすばらしい宴会を用意してくれます。
料理はグッドだし、もてなし方も最高ですよ。
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誰もがくつろげて、とても居心地よくしてくれるのです。
彼女はそういう点で最高なんだ」
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「クラブの中で、どこかうわさ話を流すのにいい場所はある?」
「コーヒーショップがいいだろうね」
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「そこをちょっとすてきな仕事場にする気持ちが、あなたにある?」
「もちろん」
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「ではこうしましょう。
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コーヒーショップにいって、
トーナメントの時、エヴァリンがどんなにすばらしい宴会を準備してくれるか、
1人か2人ぐらいの人に話すのよ。
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正直でなければいけませんよ。
本当でないことは絶対にいってはいけません。
そして次の日は、また別の、エヴァリンについての善いうわさ話をするのよ。
それを5日間続けてみて」
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次の週になりました。
ジャックはワルツを踊りながら先生のところにやってきました。
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「何があったと思いますか、先生」、
喜びいっぱいの様子でたずねました。
「僕はやめないことになったのです。
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エヴァリンが僕のところにやってきて、
僕のことをとっても評価していると言って、
これから彼女は宴会だけ担当して、
ゴルフ関係の経営はみな僕に任せたいと言ったんですよ」
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ジャックはそれからもクラブで働く他の人たちの
良いところをみつけ出しては、
善いうわさ話作戦をつづけました。
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そして3ヵ月後、朝、職場につくと、
クラブハウスの正面一杯の横断幕が掲げられていて、
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そこには、
「私たちはジャックが大好き、誕生日おめでとう」
と書かれていました。
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クラブハウスのレストランにはエヴァリンがセッティングした、
すばらしい誕生パーティが用意されていたというのは
言うまでもないことですね。
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『お日さまの教え 大敬先生《しあわせ通信》第四集』本心庵
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「人間は賞賛を渇望(かつぼう)する動物である」
という言葉がある。
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もっと誉めて欲しい、
もっと認めて欲しい、と熱望する。
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直接誉められるのも嬉しいが、
もっと嬉しいのが
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「○○さんが誉めてたよ」
という間接的な誉め方、すなわち「陰ほめ」。
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その反対は、
「○○さんが悪口言っていたよ」という、
「陰口」。
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善いうわさ話は、「陰ほめ」から広がる。
「○○さんが、あなたのこと、すごく認めてた」
「○○さんが、あなたにとても感謝していた」
「○○さんが、あなたのあの一言で救われたと言ってた」
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人の心を温かくする「善いうわさ話」は素敵だ。
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☆☆☆
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そうだよね・・
えげつない陰口ほど、
情けないものはない!
汚いものはない!
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人として、最低だよな~(笑
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人を温かくする善いうわさ話・・
確かに素敵だよね^^
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見習わなくちゃ・・
コスモ。
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