一概に”気”と言っても、いろいろと種類があります。
気功
中国3000年の知恵の結晶といわれる・・・太極拳
「呼吸力」「合気」など表現した日本の・・・合気道
霊媒師とかが用いる・・・錬功(れんこうとは、気を練ること)
等々・・・数多く存在しています。
スポーツでは筋肉を鍛えるが、気功は内臓を鍛えるともいう。
気功各派の自由な交流があり、武術、健康法や民間体育、各国の伝統療法、
現代の臨床心理療法などとも結びつきながら、様々に進化発展している。
中医学の”気”
中医学おける気はその主な活動部位により名称が異なっている。
---------
原気(元気)
両親から受け継いだ先天の精が変化生成したもの。
生命活動の原動力となる。
原気は、中焦からもたらされる後天の精により補給、
臍下丹田(陰交穴、気海穴、石門穴、関元穴のあたり)に集まり、
三焦の働きで経絡を介し、全身を循って、
臓腑・器官・組織に活力を与えるものである。
原気が旺盛なら下腹部に張りがあって、
体内の臓腑・器官も力強く働くため、
活気があって粘り強く、疾病にもかかりにくい。
---------
三焦
1.全身の気を司る上焦
2.全身の水分を通す中焦
3.全身に栄養物、老廃物を運ぶ下焦
三焦とは上焦・中焦・下焦の3つをあわせた呼び方です。
現在、我々の間で通説になっているのは臓腑の外にあり、
且つ体の中にあるもの、つまり体の中での臓腑間の
隙間を指すものだと考えられています。
《黄帝内経》の原文から解釈して、
横隔膜から上の部分の隙間を上焦、
横隔膜の下から臍(へそ)までを中焦、
臍から下を下焦とするのが一般的です。
そんな曖昧のものがどうして大事なのか、
それはどんなに学説が異なっていても、
三焦の働きがほぼ同じように解釈されているからです。
つまり働きがあるのに、実態がはっきりしない。
それが五臓六腑の中での三焦なのです。
上焦・中焦・下焦は、
それぞれその中に位置する臓腑の働きと密接に関連しています。
例えば上焦。心、肺が上焦に位置します。
つまり気や血液、津液などが外に発散し、
全身をめぐるための基幹となります。
中焦は主に消化器官があり、
胃腸が食べ物を吸収するときに食物を上へ運んだり、
下へ運んだりするのを助けます。
下焦はまさしく下水道で、老廃物を便、尿として出してしまいます。
下焦には腎などが位置します。
腎は元気の基で、全身の陰・陽の中心的存在です。
そのため下焦は出すばかりでなく、
人体に必要な精気や元気を貯めることもします。
---------
「呼吸法と気」 を繰り返して行うと、全身のリラックスが始まります。
自律神経のバランスが回復し、体が本来の動きを取り戻すようになります。
「免疫力・治癒能力」 も上がってくるので、
病気から身を守る「予防効果」も大です。
これからは、三焦にも 気を送ってみよう^^
cosmoの 「呼吸法」 そして 「気」。
