1番目の木こりは満身の力をこめて木を切った。
休憩も昼休みもとらず、できるだけ多く木を切るために
全力を注いだ。朝は誰よりも早く働きはじめ、
夕方は誰よりも遅くまで働き続けた。
他の木こりたちは、
彼があまりにも速く木を切ることに驚嘆した。
しかし、1日が終るころには、
2番目の木こりのほうが多くの木を切っていた。
1番目の木こりほど懸命に作業をしていたわけではないし、
休憩も何度もとっていた。
1番目の木こりは2番目の木こりに歩み寄って質問をした。
「君はどうやって僕より多くの木を切るんだね?
僕の方が朝から晩まで長時間一生懸命に
働いているはずなのに。
もしよければ、君の成功の秘訣を教えてくれないかい?」
2番目の木こりは一瞬考えて言った。
「成功の秘訣なんてとくにないけれど、
これだけは間違いない。
どれだけ作業が忙しくても、
僕は時間をとって斧を磨くことにしているんだ。
斧がよく切れれば、より少しの労力で多くの木を
切ることができるからね」
この寓話でいう斧を研ぐという作業は、
時間をとって、自分を高めるということだ。
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しかし、まわりを見てみれば、
同じように時間がない中で、余裕がない中で、
自分を磨いている人はいて、そんな人は、
どこかやっぱりキラキラとしているし、
何か芯を持っているように感じられる。
人知れず地道に自分に力をつけている人もいて
ある時、その人は、その力を発揮する。
自分を高めようと努力をしている人たちは、
自分と同じ環境にあっても、間違いなくいるのだ。
「自分を高める」ことをしているか、していないか…
それにより、これから先、大きな違いとなって
現われてくると思う。
これから先のためにも、なんとしても、
自分を成長させてくれる、高めてくれること、
力をつけることをしていくぞと、決めている。
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そう...
努力次第で、自分の色になる。。。
