困難の中に隠された子馬 | 楽しく行こうよ♪

楽しく行こうよ♪

人が好き! 人に優しく♪ 自分にすこし優しく♪



・・・R・コンクリン・・・

クリスマスの朝のことである。
ある裕福な一家の屋敷では、幼い息子が
プレゼントの中身を開けようとしていた。
ところがなんということだろう!どれも欲しい物とは違っている。
ソリは小さすぎるし、おもちゃの汽車は車両がこれっぽっち。

ゲームも欲しかった物とは全然違う。
どのプレゼントもそんな具合で、気にいったものはなかった。
一方裏の馬小屋で、馬丁の少年が屋根裏の
干草置き場で目を覚まし、
クリスマスプレゼントがどこに置いてあるだろうかと
あたりをきょろきょろ見回した。

けれども何もなかったので、すばやくはしごを
伝って下の馬小屋に降りた。
そこで目に入ったのは、一山の馬のウンチだけだった。
けれども馬丁の少年は大喜びして嬉しそうに、
手をたたいて叫んだ。
<やった!きっと近くに子馬がいるぞー!>

この小話には、人生の喜びと知恵がある。
アメリカの哲学者ウィル・ロジャースは、こう言っている。
<人生の10パーセントはそれを自分でどう築くかで、
90パーセントはそれをどう受け止めるかで決まる。>

人生の苦難の陰には、必ずかわいい子馬が
隠されているはずである。
子馬の探し方を学ぼう。そうすれば、富を手に入れる事も、
意味のある人生を送ることもできるのだ。

人は逆境、障害、絶望によって強くなる。
苦難を経験することにより成長し進歩する機会を得るのだ。
人生が真っ暗に思えるときも、光の見つけ方さえわかれば、
必ず明るくできる。

状況がどれほど絶望的に思えても、
それは、単なる幻影に過ぎず、必ず福に転ずることができる。
人生のどんな境遇も、子馬を探すことにより変えられる。
考え方や気持ちの持ち方を変えるだけで
あなたを取り巻く状況も必ず変わる。
これこそ昔から言い伝えられてきた人生の真理である。

・・・コンクリンの成功哲学 三笠書房・・・
ロバート・コンクリン
ビジネスマンの意識改革、意欲開発プログラムの主催者