"作法というのは、突き詰めて考えれば、他人への気遣いだ。
具体的な細かい作法をいくら知っていても、本当の意味で、
他人を気遣う気持ちがなければ、何の意味もない。
その反対に、作法なんかよく知らなくても、
ちゃんと人を気遣うことができれば、大きく作法を外すことはない。
駄目な奴は、この気遣いがまったくできていない。
人の気持ちを考えて行動するという発想を、
最初から持っていないのだ。"
☆★☆
"料理人に会ったら料理のこと、
運転手に会ったらクルマのこと、
坊さんに会ったらあの世のことでも何でも、
知ったかぶりせずに、素直な気持ちで聞いてみたらいい。
自慢話なんかしているより、ずっと世界が広がるし、
何より場が楽しくなる。たとえ知っていたとしても、
一応ちゃんと聞くのだ。
そうすれば、専門家というものは、
きっとこちらの知らないことまで話してくれる。
井戸を掘っても、誘い水をしないと水が湧いてこないように、
人との会話にも誘い水が必要なのだ。"
☆★☆
世代が違うと話が合わないなんて言うのは間違い。
話が合わないんじゃなくて、
話を引き出せない自分がバカなのだ。
年寄りとお茶を飲んでいて、
「おじいちゃん、この茶碗は何?」って聞けば、
何かしら答えが返ってくる。
きっかけさえ作ることができれば、
思いもよらない話が聞けることもある。
相手はいい気持ちになれるし、
こっちは知らなかったことを知る。
相手が小学生だって同じだ。
☆★☆
北野武(ビートたけし)さん
人の気持ちを考えて行動する・・・
作法って・・
気遣いであり
優しさであり
思いやりですね。。
それが人としての作法であり
基本であると思います。
