いい人であろうが、悪い人であろうが、
出合う人はすべて縁のある人なのです。
ただし、すべての人と縁が深まるわけではありません。
どの人と縁を深めていくかはあなたしだい。
あなたがその人にどんな気持ちを持ち、
どんな言葉をかけ、どんな態度をとるか。
それによって、縁がしぼむこともあれば、
花開くこともあるのです。
では、いい縁を花開かせるにはどうすればいいでしょう。
自分のしたことは、いいことも悪いことも、
すべて自分に返ってきます。(カルマの法則で)(略)
常に相手のことを考えて、思いやりをもって接すれば、
その縁はすくすくと育ちます。
反対に、自分の利益だけを考えて、相手を利用しようとしたり、
傷つけたりすれば、その縁は枯れてしまいます。
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自分に代わって言い訳を言ってくれる人、
言い訳をいうことを許してくれる人…
そういう人こそ、周りの人に好かれる人だ。
「あーあ、私ってダメだなぁ。きのう、どうもやる気が
でなくて一日中怠けちゃった。どうして私って、
こう意志が弱いのかしら。自己嫌悪だなあ」と
嘆いている人には、
「これまで一生懸命がんばってきたんだから、
少しくらい怠けたっていいじゃない。
そのくらい神様が許してくれるわよ。
それに怠けたんじゃなくて、今日のために
英気を養ったって考えればいいじゃない」
と言い訳をいってあげよう。
おそらく、
「そ、そうよね。英気を養うために、
きのうという日が必要だったのよ、
今日がんばればいいんだから」
と、自分を納得させ、笑顔を見せてくれるだろう。
「言い訳」で、人を励ましたり、なぐさめたり、
癒したり、あたたかい気持ちにすることができる。
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こんな「言い方」では、人の心はつかめない。
人の叱るようなときに、いってはいけないひとこと、
ものの言い方がある。
●「だからいったじゃないの」
●「あなたのせいで、こんなことになったのよ」
●「何の役にも立たないんだな、君は」
●「それでも男なの」「それでも女か」
●「迷惑なんだってば」
…は、まず間違いなく、人から嫌われる。
というのは、叱るというのは、
相手への愛情が伝わらなくては効果がないばかりか、
恨みをかうこともあるからだ。(略)
例えば、
「あなたの仕事が遅いから迷惑しているの。
私ばかりじゃないわ、みんな迷惑しているんだから」
これでは「叱る」ではなく、「蔑む(さげすむ)」だ。
いわれた方は、この「見下された感じ」は、
忘れられないだろうし、いつまでも根に持つ。
いいかえれば、
人に根に持たれるような叱り方をする人は、
確実に嫌われるということだ。
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<ことば探しより>
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