ある国の王が、長老を宮殿に呼びつけて命じた。
「私は、王国中を行脚して、
巨下たちを訪問したしたいと思っている。
しかしこの国は、いたる所、岩だらけで、
歩くたびに足の裏がひどく痛んでしまう。
よって、王国中のすべての牛を殺して
皮を剥ぎ、それで王国中を覆いつくすのだ。」
「はい、王様。ただし、その作業には
10年ほどかかります。」
長老が答えると、王は激怒した。
「10年だと!そんなに待てるものか。
その頃には、私はもう
死んでいるかもしれん。」
長老が困り果てていると、
宮廷の道化師が静かに入ってきて、
こう告げた。
「王様、牛を1頭だけ殺して皮を剥ぎ、
王様の足にあう履物を
お作りになってはいかがですか?」
こうして、世界で最初の靴が誕生した。
王は、世の中全体を変えようとするよりも、
自分をほんの少しだけ変えるほうが
簡単であることを学んだ。
(すぐに役立つ、とっておきの考え方、ジェリー・ミンチントン)
問題をどう捉えるかを
説いたのかもしれませんね・・
あまり大きく捉えすぎないほうが
良い場合が多いかもしれません。
小さく区切って考えたら・・・
ええっ!みたいな解決になるかも~(笑)