塞翁が馬・・・
国境の近くにあった塞(とりで)の近くに住んでいた翁(老人)は、
何よりも自分の馬をかわいがっていた。
その馬は、周りからも評判が立つほどの駿馬だったが、
ある日突然、蜂に刺された拍子に飛び出してしまう。
一向に帰ってこない馬の様子に、周りからは翁に同情するほどだったが、
翁は「これがきっかけで何かいいことが起こるかも知れない」とだけ言って、
我慢強く待ち続けた。
すると、どうだろうか。
しばらくして、その馬が別の白い馬を連れ帰ってきたのだ。
しかも、その白馬も負けず劣らずの優駿で、
周りの者は口々に何と幸運なことかと囃し立てたが、
翁は「これがきっかけで、
別の悪いことが起こるかもしれない」と自分を戒め、決して喜ばなかった。
それから、かわいがっていた息子がその白馬から落ちて、
片足を挫いてしまった。
周りはまた同じように慰めの言葉を掛けたが、
翁はまた同様に「いいことの前兆かも知れない」と告げる。
それからしばらくして、隣国との戦争が勃発した。
若い男は皆、戦争に借り出されて戦死した。
しかし息子は怪我していたため、徴兵されず命拾いした。
そして、戦争も終わり、翁は息子たちと一緒に末永く幸せに暮らしたという 。
このことから、人間、良いこともあれば悪いこともあるというたとえとなり、
だから、あまり不幸にくよくよするな、
とか幸せに浮かれるなという教訓として生かされる言葉になり、
人間万事塞翁が馬などと使われる。
Wikipediaよりお借りしました。
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人生の幸不幸は思いがけないときに起こるものです。
慌てて、一喜一憂せず、良く考えることも必要です。
人間関係においても・・・
気の合わない人も馬の合わない人も入る・・・
だから自分には入らない人なのか・・・
結果は最後までわからない。
後で、この人がいてくれたらと、思うときもあるかもしれない。
でも、幸せな時は、浮かれたいですが・・・
簡単に流して読むか・・・深いところを読むか・・・
故事・・・。