ホームセンター組み立て家具改造 | kamiの創作工房

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富士の麓で自営で建築業を営んでおります。座右の銘は「やる前から諦める奴が一番つまらない人」 
今日も当たって砕け散る多趣味な 父ちゃんの 中途半端なブログ

御依頼主が探していたのは 横長の壁上部に付ける 吊戸棚 でしたが

ホームセンターを探しても 長い吊戸棚って売って無いようです。

ただ使い方は違いますが 希望のサイズの組み立て家具を発見

「これでなんとかなんねェ~かなぁ」ってことで


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縦長扉付きストッカーを 横長吊戸棚に改造依頼

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まずは本体組み立て(扉以外)

付属品にはありませんが 接着剤を付けて組み立て

家具用ボンドでも木工ボンドでもOKですが接続部分は必ず付けて下さい


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普通に組むと 縦パネルと 横パネルに チリ(段差) が出来ますが

今回 最後にキッチンパネルを貼って仕上げるので チリ無しで

パネル穴も付属のビスも使わないで組みましたが

そのまま使うのであれば パネル穴も空いてるので説明書通りに

付属のビスで組み立てて下さい。


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本体中の薄い化粧べニアと壁をいくらビスで止めても 落下確実なので

本体裏面をコンパネべニア貼り

四隅はこのべニアで本体の直角を出し 補強する役割も兼ねるので

見えなくなる部分ですが丁重に接着して下さい。


本体が終わったら接着剤の乾きを待ちながら 扉作業です。


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付属はこんな感じの棒丁盤で扉開閉をするようですが

扉は開き方向を 縦から横に変更

穴をあけ直せば この棒丁盤も使えそうでしたが 長年使ってると

箱自体が ゆがんできて 扉の建て付けを調整したくなると思うので

スライド丁盤ってのを使います。


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丁盤指定の大きさの穴をあけます。


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この穴あけですが パネル自体は全てに下地がある訳では無く

外周に数センチしか入ってなので探してから金物の位置を決めて下さい。

下地の探し方は トンカチで叩けば堅い音とそうでない所でわかりますが

説明しにくいので 運と勘でチャレンジして下さい。←いい加減ですみません


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空けた穴に差し込み ビスで固定

スライド丁盤は扉を 前後、左右、上下調整出来るすぐれものです。


下地が有ると言っても木カスを圧縮したようなショボイ下地なので

金物のビスを取り付ける際は 細いキリで下穴をあけて

電動ドライバーでは無く ハンドドライバーで作業をして下さい。


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本体に丁盤金物の取り付けですが ビス2本のうち1本が下地の無い所に

扉を付ければ余り見えない場所なので 見た目より 強度重視で

べニアを増し貼り ビス下地の厚みを確保し取り付けました。


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普段 製作する吊戸棚は扉下を伸ばして 私はつまみなどは付けませんが

今回扉が本体の中にインセットされてるので つまみを付けます。

物は百均セリアの105円つまみ 右が元ですが国会議員バッチみたいで

センスがないので 吊戸棚は最終的には白のパネルを貼るので

左のように塗装して取り付けます。


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扉には中央に付属の引き手金物用の穴が開いてますが今回のように使わないのであれば付属のビス隠しシールを貼って隠しても良いと思います。


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扉を付けて

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裏はこんな感じ

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完成です。


ここからは記載しませんが このあとキッチンの上に付けるので

防炎や油対策で材料が届いたら キッチンパネルを貼って仕上げます。



最後に


今回製作費 本体+金物べニアやらで 8800円でした。


他にもカラーBOXなど値段も安く 切ったり 繋げたり工夫次第で

面白い物がありそうです。

ホームセンターや家具屋へ行ったら 色んな方向から眺めてみてください。


強度や保障は何もありませんが 興味がある方は参考にでもしていただき


楽しい ハンドメイドライフ を