これまたすっかりご無沙汰になってしまってるSDD-3000の修理・・・
不定期にもほどがありますが少しずつまたアップしていきます
それではジャンクSDD-3000の修理再開です
いよいよ修理完了も間近 これが直れば完了です
今回の修理内容はレベルメーターの誤表示です
前回に修理した現象とは微妙に異なっていてこちらは電源を入れるとピークまでレベルメーターが上がって2秒ぐらいすると徐々に下がって消灯するという現象です
まずはインプットあたりから点検することに・・・
するとさっそく怪しい箇所を発見しました。可変抵抗の白線が外れてました
これはレベルメーターの誤表示に関係ありそうです
思ったよりも早かったです。これで直ったでしょう...
一瞬、直ったと思いましたが...
今度はレベル4以上にするとレベルメーターが上がります...
ちょっとガッカリですがこれを機にインプット周辺をちゃんと点検することにしました
この時点で画像にヒントは出てますが私はまだ気づいてません
配線図を確認するとインプットは白・茶・GNDの3本あるようです
インプット内部配線を確認するとリヤ側には白・茶・GNDの3本線が確認できるのにフロント側は白・茶の2線だけ・・・おかしいですね
やっとわかった...フロントパネルのGND線が外れてました
外れたGND線をフォン端子に結線。再度配線図を確認すると先ほどの可変抵抗から外れていた白線、赤と白が逆になっているようです
行って来いで変わりはありませんが再度配線図どおりに結線することにします
これでレベルメーター誤表示の修理も完了しました
あとは念のためインプットの可変抵抗、アッテネータースイッチを清掃することに・・・ちなみにココの清掃とても重要です
初めて手に入れた時にものすごく期待しながらギター、アンプへとつないでいざ試奏してみると・・・巷でいうところのローハイ、ウォームで太いトーンとはほど遠く非常にガッカリしたことがありました...
ガリもなく一応、音は出てるのでタチが悪いんですよね...
それでも熱は冷めずに結局、3台目にしてようやく程度の良い個体を入手して比較することができたわけですが・・・その時の原因がこの可変抵抗、アッテネータースイッチでした
抵抗値はまったく問題無かったので接点面積が低下しているせいなのかと思われます
ツマミ、スイッチ類で唯一のアナログ箇所なのでお手入れの際には是非とも清掃・交換をオススメします
それでは待望のジャンクを自宅に持ち帰って試奏することにします
熱対策で間を空けてマウントすることになるので今回からエフェクター本体の耳に負担がかからないように後ろ側の左右にそれぞれスペーサーを立てて組み込むことにします
そして程度の良い個体と差し替えながら試奏・・・タイム、モジュレーションなどのツマミ位置をまったく同じ状態にして比べているのに出音が微妙に異なりますね
何かモジュレーションのかかり...揺れ方が違うような気がします
そしてあることに気づきました。モジュレーションの点滅がジャンクの方が早く点滅します。目視で同じ点滅ぐらいにまでツマミを操作すると2目盛ぐらい異なります...
推測ですが可変抵抗の製造メーカーが異なるとツマミ位置と抵抗値が微妙に異なってしまうのかもしれませんね
フリケンシーの可変抵抗がリペアで交換されていることには以前から気づいてましたがマニュアルの指定どおりAカーブが付いてたので特に気にはしておりませんでした
ツマミ位置が同一なのに出音が異なるのはちょっとイヤだなぁ...また再修理なのか...
本日はここまでにしておきます